2012年9月2日日曜日

Bob Marley


ある民族がある民族より優れている、または劣っている
そんな思想が、最終的かつ永続的に根絶され廃棄されない限り
いたるところで、戦いは続いていく

いかなる国においても、市民の間に差別がなくなり
人間の肌の色が目の色と同じく意味をなさなくなるその日まで
戦いは続いていく

基本的人権が民族にかかわらず
すべての人に平等に保障されるその日まで
戦いは続いていく

平和の永続、世界市民、国を超えたモラルの法
それらが議論を呼ぶ幻想であるうちは
世界中いたるところで戦いは続いていく

醜悪で下劣な政治体制が
われわれの仲間を
アンゴラ、モザンビーク、南アフリカで拘束する
それらの政権が打ち倒され、
徹底的に破壊し尽くされない限り
いたるところで争いは続いていく

東でも戦争が起きている
西でも戦争が起きている
北でも戦争
南でも戦争
戦争 戦争 戦争の噂が聞こえてくる

勝つその日まで アフリカ大陸に平和は訪れないだろう
もし戦いが必要ならば、我々アフリカ人は戦い続けるだろう
そして我々は勝利する 勝利を確信している 善が悪に打ち勝つのを

Until the philosophy which hold one race superior
And another
Inferior
Is finally
And permanently
Discredited
And abandoned -
Everywhere is war -
Me say war.

That until there no longer
First class and second class citizens of any nation
Until the colour of a man's skin
Is of no more significance than the colour of his eyes -
Me say war.

That until the basic human rights
Are equally guaranteed to all,
Without regard to race -
Dis a war.

That until that day
The dream of lasting peace,
World citizenship
Rule of international morality
Will remain in but a fleeting illusion to be pursued,
But never attained -
Now everywhere is war - war.

And until the ignoble and unhappy regimes
that hold our brothers in Angola,
In Mozambique,
South Africa
Sub-human bondage
Have been toppled,
Utterly destroyed -
Well, everywhere is war -
Me say war.

War in the east,
War in the west,
War up north,
War down south -
War - war -
Rumours of war.
And until that day,
The African continent
Will not know peace,
We Africans will fight - we find it necessary -
And we know we shall win
As we are confident
In the victory

Of good over evil -
Good over evil, yeah!
Good over evil -
Good over evil, yeah!
Good over evil -
Good over evil, yeah! /fadeout/ 

Bob Marley Lyrics - War

音楽で世界は変わる―
それを体現した男が辿った波乱の36年
未発表音源や未公開映像、数多くの関係者証言を基に、
レゲエの神様、ボブ・マーリーの素顔に迫る奇跡の144分!
(映画のキャッチコピーより)

日曜日の午後、かねてから観たかった映画「ボブ・マーリー/ルーツオブレジェンド」を観に、有楽町まで、、
この会場は先日、アウンサンスーチさんの自伝的映画を観たと同じ場所、、
小さなキャパしかない会場には、だからかもしれないがよく人が入っている、

1981年5月に亡くなっている彼、亡くなってから既に30年以上経っているのに、彼の伝記的な映画を観るために集まってきた年齢層も職種もさまざまであろうと思われる男女たち、、
ボブ・マーリーの映画を観に来たのだというそれだけの事実で、親近感を感じる、
それも、音楽を越えた彼の力の一つなのだろう、、

one love , no woman no cry , war , i shot the sheriff ,,,

幾つもの名曲を発表してきた彼は、ミュージシャンというよりも、革命家、思想家であり、20世紀の哲学のある部分を、差別され抑圧されてきた人々の抵抗の哲学を代弁してきた、
その思想、哲学に共感を覚えた世界中の人々からいまだに崇拝され尊敬され愛されている、、

彼が生きていた頃のジャマイカは、極右政党と反体制政党とが互いに銃をもち撃ち合い殺し合い、内戦状態であった、
当時すでにジャマイカの国民的英雄となっていたボブ・マーリーは、どちらの勢力からも注目され彼の支持をどちらの勢力が取りつけるのかをめぐって彼を奪い合っていた、
どちらにも属することを望まず、彼のコンサートで、両方の政治的指導者を壇上に呼び、二つの手をしっかり握らせる、

壇上から聴衆に、あのいつもの飾らないステージングと同じように身体を揺らしながら腕を振り上げ、会場に来ている指導者二人に心をこめて和解を呼びかけるボブ・マーリーの姿と語った言葉に、ぼくは率直に感動した、

二人に(異なる政党の指導者に)上がってもらえないだろうか、
二人がここで手を結んでもらえないだろうか、
それが実現するのならこれほどの喜びはない、、

レゲエ特有のシンプルなリズムとメロディに乗せて語られる激烈なアジテーション、
それに応えて歓呼の声をあげる10万人の聴衆たち、

そして壇上には二人の指導者が・・、

音楽が世界を変えた瞬間だった、、

とまあ、ぼくなりのことばで映画の一部を伝えようと努力してみたのだが、二時間24分に及ぶドキュメンタリーの内容を精確に伝えることなど、最初からできないとわかっていた、

ただ彼の音楽で初めてレゲエという音楽を知り体感でき、その音楽に身を浸す喜びに、、

んーー、、

ここまで書いてきてこの後は書けなくなった、、
目の前の文章を読むと、自分のいいたいことが書けていない、
なんだか評論家然とした自分を発見するだけ、こんなことを書くために時間を費やすのはイヤだ、
しばらくキーボードから離れる、、

ボブ・マーリー/ルーツ・オブ・レジェンド

“レゲエ”という一つの音楽ジャンルを世界に広めたミュージシャンであり、さらにジャマイカの歴史すら変えた伝説のカリスマ、ボブ・マーリー。
本作は、世界的なアイコンとなり、神格化されたボブ・マーリーの生涯を、家族や友人、バンド・メンバーによる貴重なインタビュー、さらに今まで明かされることの無かった秘蔵のプライベート・アーカイブで綴った、初のオフィシャル・ドキュメンタリー。
当時、血で血を洗う政争を繰り広げていたジャマイカで、二大政党の党首をステージ上で握手させた、ワン・ラヴ・ピース・コンサート―彼にしか成し得なかった奇跡に至る、彼の行動と緊迫の背景に迫る展開は圧巻の一言。
他にも、多くの女性を魅了した華やかな一面にも大胆に切り込み、一方で、幼少時より人種的な偏見に晒されながらも、その逆境に立ち向かった青年期など、初めて知るようなエピソードが数多く描かれている。

とされた映画を観ることをお勧めする、、9月14日まで一日4回上映中 角川シネマ有楽町にて


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