2012年9月13日木曜日

オリンピックとパラリンピック

健常者たちによるオリンピックが終わり、身体に障害をもつ人たちの体育の祭典パラリンピックも終わった、

どちらもロンドン大会、
種目も、水泳、陸上、球技とかぶるものが多く、同じ会場、同じ日時で競技可能だと思うのだが、なぜかいつも、パラリンピックはオリンピックの閉会式の終わったあと、同じ地で開催される、、

参加することに意義があるとされた、古代ギリシアを発祥の地とするオリンピックが、メダル獲得競争、商業化への道を邁進してすでに久しい、
ある国は国威発揚のために、ある国は国民の内部の不満を外に向けるために、そしてある国は儲けるためにオリンピックの道を突き進む、

戦争のない世界、人類の英知を結集し平和な世界を築こうと、そのために国同士でスポーツの交流を活発化し、政治や外交の世界でないより親密な関係を築きあげるのだ・・、
古代オリンピックを近代や現代にもちこんだ最大の理由は、たしか、そのあたりにあったはずなのだ、、

なのに・・・、

メダル獲得数に興味がないので、その数をここに列挙することは控えるが、アメリカも、中国も、そして我が国日本も、それぞれ多数の金や銀や銅色のメダルを獲得したはず、
そして、発表されたその数の中にパラリンピックで獲得された各国のメダルの個数が集計されることはない・・、

健常者たちのメダルが本気で、障害者たちが獲得したメダルなんて・・、とは決して言わないだろう、
しかし、本心は見え見えなのだ、、

開会式での選手入場、健常者、障害者が手を取り合い共に入場することは、これまでのどのオリンピックでもなかった、
天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず、という有名な警句を生んだ国も、自由平等博愛を旗印に民主主義革命を成した国でさえ、かつて一度も、なかった、

百歩譲って、本来の参加することに意義があるとされたオリンピックから逸脱し、金メダル獲得競争に狂奔するのなら、それは認めようと思う、
経過(努力)よりも結果(メダル)が大事だと選手の考え方も変わり、発展途上国にとっては絶好の国威発揚の舞台、これを利用しない手はないのだから・・、

ならばそれは認める、認めるかわりに、障害者と健常者との間に横たわる大きな壁を取り外せ!

オリンピックとパラリンピックの同日開催、トラック競技の予選、本戦、決勝も、オリンピック対象選手の競技の後で、パラリンピックに出場する選手たちが出場し、観衆に日頃の努力の成果を披露する、

メダル獲得競争も、健常者が獲得した数に障害者が獲得した数を合算して発表する、
もし、パラリンピックとオリンピックが同日開催されるのならば、メディアはパラリンピックでのメダル獲得を無視できない、、
同日に行われた競技でパラリンピックの結果を報道しないメディアには、抹消か抹席か、どちらにしても手厳しい結果が下されるだろう、

そして、少なくとも、入場式での選手入場は、各国選手団は母国の障害者を先頭にして入っていこうよ、
メジャーなオリンピックの有力選手が、自国の車椅子選手の背中を押して入場する、二人で観衆の歓呼に応える、

それこそが、ぼくが、思い描く理想の世界なのだ・・、

※イギリス王子の全裸写真が流出したと同国大衆紙が、、
 王子ひとりだけ、ポロリンピックに参加したのだろう  げふっ



夏季 パラリンピック種目

冬季 パラリンピック種目





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