2012年7月23日月曜日

しょうにん などのこと

たしか、日蓮のことを、お上人さまと呼んだ人々がいたはず、
時の権力者たる北条氏に対し、猛烈な抗議行動を行った日蓮は、その当時の反政府勢力の代表のような人物、その意味では革命的であったのだ、

ヴェニスの商人というシェークスピアの名作もあった、
頭脳明晰かつ勇気ある女性が主人公だった、

それでは証文に書いてある通り1ポンドの肉を切り取るがよい、
ただしここには肉1ポンドと書いてある、一滴の血とも書いてはいない、
一滴でも血を流したらお前を死刑にする、、
肉1ポンド、以下でも以上でもない、きっちりと1ポンド、ささ、早く1ポンドを切り取るがよい、

夫の危機を救った、胸のすく名台詞だった、

で、ここは、エホバの証人の話

以前、何回か、幼い子どもを連れたご婦人が我が会社を訪れたことがあったのだが、話すこともなくお引き取りを願った、
退屈そうに窮屈そうに母親に手をひかれたまま会社の玄関に立つ少女の顔を、強い日射しが撃ち、心から同情した、

今回は自宅への訪問、キリストについて、エホバの証人という団体について話したいという、

エホバの証人「(エホバのしょうにん、英語Jehovah's Witnesses)とは、1884年にチャールズ・テイズ・ラッセルにより創始された国際的なキリスト教の団体の成員の名称で、聖書を教典とし世界政府の確立及び全世界が神権政治により統治された社会の実現を支持する組織である」らしい Wikipediaより


背の高い痩せ形の真面目そうな青年が、ドアを開けたら立っていた、
キリストについて関心がありますかというので、ありますと応えた、


敬虔なクリスチャンを知っている、
ぼくの子どもがまだ幼かった時に、彼女の物心両面での援助は本当に有難かった、
長女や次女にどのような衣服を着せたらいいのか、父親には見当も付かない、
島には服屋もない、
女性らしい細やかな心遣いで、子どもたちに似合った素敵な服や靴下を買い求め送ってくれた、代金はおろか代償を何も求めないで・・、


彼女に結婚を申し込んだのだが、私は神の御前で愛を誓いたいのです、貴方はそれができますか、と訊かれ、神の前でなく人の前で愛を誓うことがなぜ不服なのかと、青い学生のような会話を交わして、それっきりになってしまった、


千葉の海岸にある「月の沙漠」の像を見ようと、彼女の運転する軽自動車で子どもを連れて遊びに行った、彼女が誘ってくれたのだ、
フラミンゴショー、プール際でびしょ濡れになったイルカショー、昼食にみんなで摂ったカレーライス、遠い遠い昔の話・・、、


さてさて、エホバの証人のこと、
血に対して独特なこだわりがあり、自分以外の血液を体内に入れることを拒むという教義を持つことで、ぼくはこの宗教団体を知っている、
昔昔に、我が子に対する医師からの輸血の必要性を宗教上の理由から拒否し、結局、子を亡くしてしまったエホバの証人を信仰していた両親は、後悔の念に苛まされるどころか、自ら信ずる宗教に殉じた快感からか晴れ晴れとした顔をしていたと記憶している、


未来がある子どもの人生を宗教上の教義から死なせておいて、いわば生命を奪っておきながら、そのことを悔い改めようともしないエホバの証人、、
我が子ひとり救えない宗教に、キリストの愛を語る資格があるとはぼくにはとても思えない、と・・、
玄関口にたたずむ青年M氏に向かい、ぼくは思っていることを口にした、


ただ、旧約、新約を問わず、聖書を持っていないので、無料であるならできれば聖書はいただきたい、と図々しい話まで・・した、
翌日、約束とおりに聖書をいただいた・・、


彼とは、パレスチナ紛争のこと、イスラエルユダヤとパレスチナイスラムの問題、
第二次世界大戦中、ナチスドイツの教会も連合国の教会も、そこに所属する牧師たちは、どちらも同じキリスト教徒でありながら、この戦争が聖なる闘いだとして、敵を殺せと兵士を送り出したその問題、
などなどを立場の違いを超えて話してみたいと提案、彼も同意した、



ぼくは多分、無神論者だと思う、
若い頃にマルクスやエンゲルス、レーニンなど社会主義者、共産主義者の思想に触れ、彼らこそがキリストが天上に夢見た愛の国を地上に創出させた人々だと、思っていた、
今でも、、、



毎年クリスマスイブには、ケンタッキーフライドチキンとコーラを予約し、元日には初詣と称し、神社仏閣に参拝する、そんな無神論者なのだけどね、













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