九州北部の記録的な豪雨での犠牲者は、熊本県阿蘇市、同県南阿蘇村、大分県竹田市で20人になってしまった、
両県での行方不明者数は依然7人のまま、その安否が気遣われる、、
テレビニュースでは、土色の濁流が堤防を乗り越え、市街地に氾濫する様子を何度も映していた、
九州といえばぼくにも縁が深い場所、心配している、
熊本市内に住む友人にメールをしたのだけれど、大丈夫なので安心してと返事が来た、
まずは一安心、
「今までに経験したことのない大雨」、
今回の雨量の異常さと危険性を該当地域の市民に訴えるために、気象庁はあえてこの表現を用いたのだとか、
数値を用いた科学的な表現、たとえば「1時間に100ミリの猛烈な雨」などの表現と同時に、あえて、文学的な(?!)「今までに経験したことのない大雨」という表現を採用したのか、気象庁の職員が説明していた、
一時間に100ミリの雨、たしかにものすごい雨なのだけれど、そのもの凄さを国民みんなが心から理解納得できるかというと、できる人もいれば、できない人もいる、
数字にヨワイ人もいれば、ミリという長さの単位をまだ学習していない子どももいる、
また、例えば「バケツをひっくり返したような大雨」では、人それぞれの思い描くバケツの大きさが違っているために、正確には危険度が伝わらない、
大きなバケツ、小さなバケツ、いろいろあるから、、
なんとなくわかる気がする、
それでニュースを聞いた人全員が、「これは大変なことだ」と、十分警戒をするように、前述の
「今までに経験したことのない大雨」という表現になったのだとか、、
物理化学天文の一般的にはわかりにくいと思われる事象を、中身の質を落とさないで簡明に人々に説明する、そのことは、大発明や大発見と同じように、科学者の大切な使命なのだと、あらためて確信した今回の事例だった、、
亡くなられた方々のご冥福を心から祈ります
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