2012年6月24日日曜日

これもなにかの縁なのか




行きつけの居酒屋の女将から鋏を貰った、
理髪店で使われているプロ用の髪切り鋏なのだとか、

たまたまお客はぼく一人、
なので、女将にも一杯すすめながら、ナイフや庖丁が好きでバイクも好き、鉄製品が好きだから工具も大好き、ちなみに髪の毛はいつもうちのが調髪してくれる、それ専用の鋏も通販で買った・・、と、酒を飲みながらのいつものうだうだ話、


それを聞いていた女将が突然奥へ行き、
「亡くなった亭主が趣味で始めた包丁研ぎ、鋏も頼まれて研いでいたのよ、良かったら貰って」と、髪切り専用鋏を出してきた、

見ればかなり良いもの、貰っていいのかどうか躊躇したのだが、置いていても腐るだけ使うのなら是非もらって欲しい、と強く言われ有難くいただいた、

最近、あちこちの店で、いろいろ、ものをいただくことが何故か多い、
いろいろなものというのは、地物の野菜であったり故郷から送られてきた山菜であったり漬け物であったり、主に食べ物が多かったのだが、鋏というモノを貰ったのは生まれて初めて・・、

お客としてはただ酒を飲むだけで、勘定はきちんと払うもののそれ以上のことは何もしていない、
気をつけていることは、他の飲み客と争わないこと、酒場のカウンターだけの薄い交際(つきあい)、深いお付き合いは誰も望んでいないし(たぶん?)、
どうせ飲むのだから楽しく飲みたい、ぼくがそう思っているから他の人もそう思っているはず、、



たまたまテレビで、値段あてクイズ形式の、どっちが高いのかクイズというのを目にした、
出された品物の片方がプロが使う髪切り鋏で、もう一方との値段を比べるというものだった、
プロ用鋏は15万円!!で、もう一品は3千円だった・・、

15万円!! うわっ


んーー、いただくには高価過ぎる、、返そうかな、、
いやいや、せっかくのお心遣い、やっぱり貰っておこうっと・・、 ラッキー(笑)


これを縁というのか、ぼくにはわからない、
ものを介して縁ができたとは思わないし、思いたくもない、


でもさあ、何も思っていない人に何かしてあげたいとは思わないでしょう、
少なくとも何か感じるものがあるから、なにか有ったらこれをあげたいとか、これを食べて貰いたいとか着て欲しいとか使って欲しいと、、
そう思っていただけるだけで幸せ、、









追伸
”絆”ということばが大流行(おおはやり)、流行らせてはいけない言葉だろう・・、
被害地で最近多く行われている演歌歌手の「チャリティー復興支援コンサート」に似てウソ臭い、、
流行れば流行るほどウソ臭い、

絆、絆、絆って、朝から連呼するな、そこの営業涙上手なタレント、鬱陶しいんだよ・・、
さらっと流す親戚のミッツ・マングローブを見習え、、









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