2011年9月3日土曜日

古代ローマの貴族にも似て


今日、2011/09/03の土曜日は子どもたちに将棋を教える会のはずだった、
生憎の(あいにくを漢字でこう書くとまるで大正12年頃の江戸川乱歩になった様、気分は探偵小説家なのだ)颱風で、その会が中止になってしまった、
宛てにしていた数時間がすっぽりと抜け落ちてしまい、がっかりしたような、力が抜けたような、でも嬉しいような変な心持ちなのだ、
その変な心持ちをその儘にしておけば何やらもっとおかしなものに成長しそうなので、何か有意義に使う方途はないものかと考え、やはり慣れた途、酒を飲むことにした、

「味」にて、女将と俳句談義のあれこれ、、
彼岸花を表す数詞としては、一輪がいいのか一本がいいのか一束がいいのかと、そんな話で小一時間、
墓参り無縁仏に彼岸花とか、そんな句が浮かんだらしい、
女将が言い出した元の句は”名もない墓”というものだったのだが、名もない墓という墓は無いのではと、ぼくがしゃしゃりでたと云う訳だ、
名はあるのだが長い年月の間に読めなくなる程、劣化した、苔生した、たぶんそうなのだろう、
実際のところ、余程暇人でもない限り名もない墓なぞ造る訳など有りはしないと思うのだ、

場所を替えて「ちか」にてカラオケ、
ボトルが入っていないというので入れておいた、二時間ほどいて、水割りを何杯か飲み勘定と云ったら6,300円ですといわれた、
ニッカのひげのおじさんを一本入れて、それでこの値段が安いのか高いのかわからないのだが、まあこんなものなのだろう、一万円を出して釣り銭の3,700円を貰って帰宅した、

暫く前に上野アメ横で、ランチにキムチ鍋に似た豆腐がやけに沢山入っているナントカ鍋を食べた時に、口に入れた大きな一塊の豆腐が余りにも熱々で、口に置いておけなくて、ならば吐き出せばよいものを、出すのは勿体ないとばかりに飲み込んでしまった、
熱せられた豆腐の塊が口から顎の下、顎の下から食道を通って胃に落ちていくのがはっきりとわかった、

それ以来、飯を食っても味噌汁を飲んでも胸が苦しく痛いことが続いた、冷たい水を飲んでも痛みがつつーと続きながら落ちていく、痛みは食道のある地点を通り越すとすっと治まってしまうのだが、、
声も掠れてしまって別人の声のよう、家人もえらく心配し、ぼくだってもしかして肺癌の虞多いにあると心配になり、病院通いをしてみたのだ、
喉と食道が火傷をしたのでしょう、とは医者の弁、
二種類の薬、液状の飲み薬と錠剤を貰い、実は今でも飲んでいる、

それなのに今朝起きたら酒の飲み過ぎで気持ちが悪い、
飲み過ぎと飽食の故に健やかな朝を迎えられないとは、我が行いにその根源があるにしても、なんという情けないことだろう、
鯨飲馬食というわけでは決してないのだが、そんなに飲むわけでもないし食事の量は至極少ないし、体力以上のアルコールを摂取し、耐久力を超えて熱いものを取り入れた報いなのだろう、

大いに反省し後悔もし今日一日静かに黙って寝ていることにする、、

この本を読んでみて感動するからと友人から云われ、読もうと思って買った「日本人の誇り」藤原正彦著文春新書、未だ64頁しか読んでいない、しかも二ヶ月前の7月何日かに目を通したきりなのだなあ、
只の友人ではない、中学校時代の同級生でしかも美人の同級生なのだから、一刻も早く読んで感想文をしたため分厚い封書にして送ったとしたら、また新たな関係が生まれるはずだったのだ、
なんとも勿体ないことをした、

酒池肉林という四文字がこの糠味噌頭の中を飛び跳ね回っている今朝なのだ、、


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