2018年12月6日木曜日

淡泊な性格が、、

COPD-慢性閉塞性肺疾患に罹ったことがわかって、治療を始めること早一ヶ月、
毎朝一錠、気管支を拡げる粉剤を吸入し、呼吸法-腹式呼吸、口すぼめ呼吸の実践を練習している、

動くと呼吸が苦しくなることから運動しなくなり、運動しないから、食欲も低下し、食事量が減るから排便の量も減ってしまう、
結果、筋肉が衰え、ますます運動ができなくなり、ついには寝たきりになってしまう、、

そうならないように、とにかく、10分でも15分でもいいので、運動を、それも有酸素運動、ウオーキングが勧められている、

のだが、

それが苦しくてなあ・・、

150メートルも歩けば、息切れが始まるのに、10分も歩けないよ、
というのが、現状での率直な情けない、それだけに偽りのない気持ち、

今日は夕方から、地元スーパーに行き、連れ合いは買い物、
自分は、エスカレーターを軸にして、同じフロアーを二回、くるくると回った、
一周150メートルくらいあるのかなあ、平坦なので歩きやすい、

ネットで同じ病気に罹った人の治療法やら現状を見つけて、読んでいる、
二年前に発症、現在70歳の男性は、運動治療を始めて今年で2年、今では週三回スポーツジムに通い汗を流している、60分の運動にも息切れはしなくなったとの体験談を見つけた、
読んで励まされた気持ちになり嬉しかった、

自分はまだ一ヶ月、地道な努力を2年も続ければ、この人のような場所までたどり着けるのだろうか、、、

それにしても、生きていく、生き続けていく気概というのを、みんなは、持って生きているのだろうか、自分はどうもその点が希薄というか、淡泊なような気がしてならない、

何がなんでも生きてやる、最後の最後まで生き抜いてやる、という意識が弱くなっている、

もう70歳ちかくまで生きたし、結婚し子も生まれ孫もでき、もうこの辺でオサラバ?!
それでもいいかあー、みたいな心境に最近特に陥っている、、
幸せなんだなあ・・・、、

それは病状がもたらせた気の弱さから来ているものだと、100%思っているのだが、
それにしても、がんばりぬく気持ちから、少し遠ざかってしまっている、

レミゼラブルの彼や映画「ショーシャンクの空に」の彼、「パピヨン」のあの、彼のように、この現世をなんとしても生きていくのだという強烈な意思の堅持、それがなくなっている、薄まっている、

いったい何があれば、それが自分の手に届くのだろう、、

病気の治療というのは、そこを、生きる目的、生きる意味、を抜きにしては始まらないのでは??
生きる目的、目標もないのに、治療もなにもないもね、、

可愛い孫がせめて中学生になるまでは、というのも少し弱いし、とにかく70歳になるまでは、というのも、似たり寄ったりで、まあ生き抜く根拠としてはヨワイよなあ、、

あいつより先には絶対に死なないからな!と、生死をかけて争う人物も知らない自分は、
治療の前に、その淡泊な性格をどうするか、そこから考えてしまう、のだ、、、



希望はいいものだよ、多分最高のものだ、いいものは決して滅びない

                           ショーシャンクの空に、より


これ、かなあ・・・、、


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