鼠径部の腫瘍が肥大化し、生活に負担はないものの気になってきた、
右側に長さ6cm幅3cm様のものが一つ、球状のもので大きなものが二つ、
左側に小さなしこりが一つ、特に痛みはなく、ただ大きいだけ、、
内科の主治医から勧められ放射線の専門医(同じ大学病院内)を紹介してもらった、
「あなたの病気の場合、進行がかなりゆっくりなので今すぐ治療をするかどうかという点で緊急性は認められない、ただ、気になるのでしょう?
そうであれば、放射線治療も選択肢の一つではありますね」と、
現状が、生命の危険区域にある、ということではないようだ、ほっ
放射線治療をすれば確実に小さくなる、ということ、
回数は、ただ小さくするだけであれば、一回に1.5グレイの放射線量を浴びせ、それを計10回、
15回実施するとリンパ腺そのものを焼き切ってしまうので(そうした治療が必要な患者さんもいるのだとか)、今後二度とリンパ腺の肥大化にはならないものの、リンパの流れを止めてしまうため、足にむくみが出るとかの副作用が考えられる、
なので、私はあなたの現状を考慮し10回を勧めます、
あなたの場合は、ただ小さくするだけなので、10回程度の照射をすれば済みます、
副作用もまずありません、とのこと、
ただ、
いずれ始まるであろう抗ガン剤治療によっても確実に腫瘍は小さくなるので、放射線によって小さくする必要があるかどうか、それはあなたの考え方次第、
ある意味、放射線治療が無駄になりますよね、お金も時間も、
ぼくよりもかなり若い医者とおおよそ50分、
内科と違って患者さんも少なく、ぼくの前に一人しか相談する人がいなかった、
ぼくの番になって、一通り挨拶がすみ、今後の進め方の話になり、若い医者だけに、時折、冗談や雑談をはさみながら、かなりいろいろなことを話すことができた、
飲酒の問題、喫煙のこと、仕事の内容、耳鳴りのこと(これは悪性リンパ腫になったことからのストレス性心因ではと指摘された)、耳鳴り治療にのんだ虫くさい蜂の子の粉末のこと(笑)、などなど、
治療のことだけでなく、自分の病状と今後の進展の様子が、PET画像、血液検査の結果など数値をもとにして、具体的に説明、明示され、少し心が落ち着いた気持ちになった、
それが今回の相談の一番の収穫だった、と思う、
先日おこなったPET検査の結果と、骨髄から採取した髄液ならびに組織の検体の検査結果をみて、放射線治療をおこなうかどうか、判断しましょうと、そういう結論だった、
いろいろな治療をしながら、あと10年は長生きしてもらい、10年生きたらさらに5年と、そんなことをぼくら医者は考えているのですよ、
さわやかな笑顔で、そう言われた、
この先生は良い先生だ!
とても好きな歌、
あなたって、いつも哀しい歌を歌うのねと、島の同志にいわれたことがある、
なぜなのかわからないけど、なぜか、彼女の歌と声と雰囲気が好き、、
仕方ない、、
山崎ハコさんの「白い花」、
感性も性格も違った、亡くなった元連れ合いが、この歌はいいわね、と言ったから?
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