25年以上も前に知り合った彼から、仕事のことで話がある、会いたいと連絡をもらったのは今月半ばのことだった、
彼とは豊洲にあった、ということは今はもうないのだが、現場で知り合った、
所属する会社は違っていたのだが、働く現場が一緒だったので話すことも多く、普段会わない会社の連中よりも接触する機会の多い別会社の人間と仲良くなる、
よくある話なのだ、
彼とは馬が合った、というのか、彼の生き方に惹かれるものがあった、
例えば、
物を買うときに、現金で買う、ローンで買うより安くなるというのがその理由、
趣味のカメラ撮影に使用する車を買うときにも、彼は370万円という金を貯め、現金で買った、
現金で買うために、何年も、おそらく5年は貯金を続けたのだ、
35万円のカメラも、27万円のレンズも、彼はすべて現金で買った、
買うための我慢なら、欲しいものを手に入れるための辛抱ならば、それが楽しくてたまらないという風な顔をみせて、彼は貯蓄する、
「500円玉貯金で60万円貯めたこともあったよ」 笑いながら、そう語ったこともあった、
缶切りで開け瞬間、その貯まった500円玉がジャラジャラとテーブルの上に広がったのを見て感動し、山盛りにしてカメラに収めたのだとか、、
そう彼の趣味の一つにカメラがある、、
いま何を使っているの?
ニコンのF6
えっ、あのニコン最後の一眼レフのフィルムカメラ?
だってフィルムは、今はもうあまりないじゃん
そうなんだよ、フジに頼るしかないんだ、でもサブでデジカメも持ってるよ、
なに?
D300
あっ、それ、おれと同じ、
へえ、そうなんだ、
仕事の話はそっちのけで、カメラの話に夢中のふたり、彼は、ある意味、ぼくのカメラの師匠でもある、
彼の影響で、オーディオに興味をもち、それからカメラを趣味とするようになったからだ、
バイクの話、山の話、話題が尽きることはない、
年賀状の交換を再開することを約束して、家路についた、
彼の年賀状は、毎年、富士山、それも年賀状の季節に合わせて、雪を頂いた富士山に限定される、
今でもそれは続けているのだとか、
11月の後半から12月半ばまでの、わずかな期間の間を狙って撮影に出かけるのだとか、
いろいろまわってみたのだけど、結局、三浦半島から見た富士山が一番綺麗だということに気が付いたよ、
彼の話は、はじめから最後まで実話としての説得力をもっていた、
おれも三浦半島に行ってみるか・・、鮪を食いに、、、
んーーーー、、、
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