2013年10月19日土曜日

文壇ブランドとしてのハルキ$

タイトルに付けた$には、意味は無い
プログラミングをしていた頃、コンパイル前のファイルと後のファイルとで名前を変えるために、
前には$、後には#を付けていた、その名残り、、
この前のタイトルがハルキなので、それと区別するためにつけたもの、

1987年発表の『ノルウェイの森』は上下430万部を売るベストセラーとなり、これをきっかけに村上春樹ブームが起きる。その他の主な作品に『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』など。  Wikipediaより

ベストセラー作家、なのだとか、
正直いって、彼の作品を読んだことはあまりない、
あまりの中身は、以前、辺境もののエッセーを読んだことがあったことくらい、
彼が若い時に経験したバスを使っての小旅行について書かれていた、かどうか、そんな文章だったような記憶が少うし、ある、、

作家として人気がある彼の作品は、新作が発売される前の予約分だけで20万部を超えるのだとか、
増刷につぐ増刷で30万、40万、50万、、300万部を超え、となり、発売当日には売り出される本屋の前に求める人々で長い列ができたと、その列の様子とともに報道されていた、

彼の小説を格別に好む人々を、彼の名前からハルキストというらしい、
男女の性の別なく、愛読者層は文字通りの老若男女、すべての年齢層に受けているのだとか、特に、25歳以上40歳未満の独身女性にファンが多いらしい(知らないけど)、

昔、マルクス主義(マルキシズム)が流行ったころ、その信奉者、活動家を称して、マルキストといったことがあった、
学生時代の友人の一人は、マルキストでもあったのだが、当時のアイドル、天地真理嬢のファンだったこともあって、ぼくはマルキストでなくマリキストだ、と言っていた、、
その後の変貌甚だしい、かつての美人アイドル?を、今彼はどのような眼で眺めているのか、
音信不通の彼なので、心情を聞くことはできないのだが、おそらくかなりの割合で落胆していることだろう、、

さて、ハルキスト、ハルキスト達、、
1Q84という彼の作品を、ぼくは、IQ84と読み間違え、知能指数の低い人を描いた皮肉たっぷりの本だと曲解していた、実際には、そうではなかったのだが、、

その本が売り出された当日の午後、原宿にあるオープンカフェ(小洒落たというのか、小生意気だというのか、見かけ倒しのハッタリコーヒー店)の椅子に座り、その本を拡げて読んでいる、頭の悪そうな、84どころか、IQ69くらいの知能指数の持ち主らしき人物に、テレビ局で用意したレポーターが質問していた、

なんで、その本を買われたのですか?
今日買ったことで注目が集まるし、この本を拡げていると利口そうに見えるので、、

利口なのではなく、利口そうにみえる、というところに眼目がある、
そういう手合いばかりではないのはもちろんだと思うが、この手の読者?買い手が、この作者に多いのも事実なのだろう、

読まれることを期待した作者の意図とは違い、持つことに価値を見いだす、読むことよりも拡げていることに意味がある、
それを知った作者の苦笑いが目に浮かぶ、、

最近では使ったこともない、先端にマッターホルンの雪山の紋章を頂く万年筆を3本も持っているぼくが、大きなことは言えないのだけどさ・・・、





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