自分の尻も満足に拭けない人が多い中、まわりの人間の何人の尻を拭けるかで男の器量が決まる、自分は何人の尻を拭けるのか、そこで人間の大きさがわかる気がする、それを知る楽しみのために仕事をしているような気もしている、と、、
自分の尻はこの歳になるまでずっと自分で拭いてきたので、ぼくは一人前なのかもしれない、
社長をしている以上は何人かの社員の尻を拭く覚悟をこれまで持ってきた、
でも、尻は拭けるかもしれないが、自分と血族でもない人のために死ぬことはたぶんできない、
踏切の中で人が倒れていたのを発見し、列車が近づいてくるのを知りながら、助けようとした女性がいた、
助けようとした相手は助かり、自らは命をなくしてしまった、
一緒にいた彼女の父親が制止したのにもかかわらず、それを振り切って助けに行ってしまったのだとか、
彼女の死を知った多くの人々が、その事故のあった現場に花束を手向けていた、と報道していた、
ぼくもその現場が近くにあったら行って手を合わせたい、と思った、
彼女が亡くなり、それを目の前で目撃した父親の心情を思うと言葉にならない、、
ぼくは無神論者で、正直いって神も仏も信仰してはいないけれど、今度ばかりは、仏の慈悲によって彼女の死を止められないものかと、踏切がなければ死ななくてすんだのだから、全国から踏切がなくなればいいのにと、子どもじみた考えに至ってしまった、
たぶんこれからも、彼女を偲んで多くの人たちが現場で手を合わせ花を捧げることだろう、
彼女の名前は忘れても彼女の行為はいつまでも記憶に残ることだろう、
警察協力賞だとか、なんとか勲章よりも、その捧げられた花々にぼくの心は傾いている、、、
☆昨日も、友人の店でライブがあった、
これから店をささえていくバンド、DEVILZさんの出演だった、
店は大勢で賑わい、ぼくも終演まで参加し踊った、何人かの新しい友だちができた、
音楽で世の中は変わらないかもしれないが、そこで友情が芽生えることもあるのだと、ぼくは実感した、
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