2011年11月14日月曜日

ダンマパダ 3






ブッダによれば、真理には4つの局面があります、

苦諦(くたい)  この世はひたすら苦しみであるという真理
集諦(じったい) その苦しみを生み出す原因は心の中の煩悩だと知ること
滅諦(めったい) その煩悩を消し去ることで苦が消えるという真理
道諦(どうたい) 煩悩を消滅させるための具体的な8つの道を実践すること

人間は誰もが老い衰え、病気になり死んでいく、
それは避けようがない事実、
その事実を正しく受け入れることができるように自分の心を変えていく、
それが苦しみを消す唯一の道だ、と教えます

道諦でいわれた8つの具体的な道を紹介します、

正見(しょうけん)     正しいものの見方
正思惟(しょうしい)    正見にもとづいた正しい考えをもつ
正語(しょうご)      正見にもとづいた正しい言葉を語る
正業(しょうごう)     正見にもとづいた正しい行いをする
正命(しょうみょう)    正見にもとづいた正しい生活を送る
正精進(しょうしょうじん) 正見にもとづいた正しい努力をする
正念(しょうねん)     正見にもとづいた正しい自覚をする
正定(しょうじょう)    正見にもとづいた正しい瞑想をする
以上です、

正しいものの見方も、正しい生活も、もちろん正しい努力もしていないぼくが、披瀝しても少しの意味ももたないことを百も承知で、紹介してみました、

どこにも、信者を増やせとか、寄付を募れとか、同じ新聞を何部も購読しろなどとは書いていません、
まして病気が治るだとか金持ちになれるだとか書いていません、
むしろ病気も貧しさも死さえも受け入れなさい、と、そう読むことができます、

これを読み実践するのならば、さあ、あなたも今日からブッディストです、
ぼくには、ちょっと無理かもです、ははは、

いくつかの別の感想があります、
ひとつは、飢えた子どもにとって、ブッダの教えは有効なのかということです、
正見よりも、正思惟よりも、一杯だけでいい飯をくれ、正しい教えよりもまずは食事でしょう、
もうひとつは、食欲、性欲、睡眠欲、これら人間の本能をも煩悩だとしてブッダは拒否するのでしょうか、

飢えた腹を抱えた子どもを前にして、ブッダはどのようなことばを、教えを、態度をとるのでしょうか、
そこが気になるところなのです、

立派な芸術も立派な哲学も、もちろん宗教にも、それらに差し出すぼくの踏み絵とでもいうべきテーゼは、
飢えた子どもにとってそれは有効なのかどうか、ということ、

さらに踏み込んでブッダの本を読んでみようと思います、、、

※写真は道の駅「はなぞの」の園芸園で撮ったもの、
自然にこんなに綺麗な赤紫色が存在している、それに感動しました、
花キャベツっていうの?

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