2011年11月25日金曜日
ある光景
テレビをみていた、
警察ものと呼ばれる(呼ばれていないか)、警察官の勤務に密着しドキュメンタリー風に仕上げた夕方の番組だった、、
自動販売機の前に不審な人物がいる、との通報を受け現場に急行した○○巡査、
○○が目にしたものは、この寒さだというのに肩と腰の周り一部に布を巻いただけのほとんど全裸の男性の姿、
モザイクで本人の顔は隠されているものの、画面には髪の毛は伸び放題のホームレスと思われる男性が映し出されている、
婦人警官の声で「この人、耳が聞こえないみたい」と、
筆談での職務質問が始まり、半裸の男性は耳が聞こえないこと、自動販売機の下に転がっている(はずの)小銭を探していたことなどが、事情説明される、
猥褻物陳列罪にあたるなあ、とは、○○の独り言、
ホームレスだもの、服を誰かが呉れないかぎり服なんか買えないじゃないか、
服を買う金があったらなにか温かいものでも腹に入れるのに決まっているじゃないか、
厳重注意だけしておくか、これも○○の言葉、
半裸の男性はそこから立ち去るように求められ、半裸のままわずかな荷をもってそこから離れていった、
テレビ画面にはモザイクを掛けられた立ち去る男性の姿が大写しになり、そこで終わった、
厳重注意って、なんだよ!
猥褻物陳列罪って、なんだよ!
聾唖のホームレスが元の半裸の姿のまま、立ち去っていくのに黙ってみているのかよ、
警察の任務って、違反者を捕まえるだけで、困っている人を助けることはしないのかよ、
「砂の器」の、あの巡査を見習え、彼の爪の垢でも煎じて飲め、、
見ているだけで何もできない、悲しくなった、、、
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