2011年10月11日火曜日

事故

 



実験をめぐって事故が起きた、

試験する物を通称=試験体というのだが、それを持ち帰り実験のために加工する業者が、それを加工途中で作業台から落としてしまい携わっていた作業員が足をつぶしたというのだ、
朝礼の第一報で報告されたため、みな仰天し、怪我はどの程度、生命はどうか、試験体はどうなったと、ちょっとした騒ぎになった、
骨折ではなく生命の危険はもちろんないと報告されたため、大事に至らなくて良かったと安堵していたのだが、、

作業終了時の夕方、加工業者の社長が突然現れて、事故のことは内密にして欲しいと懇願してきた、
試験体を台から落としたのは事実なのだが、足を打ったのは今回のこのことが原因でなく工場での他の仕事の中で起きたものに是非ともして欲しい、と、そういう内容だった、

事故で足首を怪我したということで、朝礼後に各所に連絡を回してしまったので、いまさらそれを変えるのは無理があるのだが、そこをなんとかと、何度も頭を下げる、
事故を起こしてしまうと軽くても始末書、悪くすると出入り禁止になってしまうことを恐れることからの必死の願いなのだろうけど、まいったなあ、、

社長は、落としたことは事実として認めるけれど、足の怪我は今回の落下事故とは一切関係ないと言い切る、もしそれがウソだとばれたとしても、皆さんが私にだまされたことになるから皆さんには迷惑を掛けない、と言う、

そんなに甘くはないよと言ったものの、とにかく怪我は今回のこととは無関係だとの社長の言葉を信じたフリをすることになった、、
どこでどうなるのか、この先わからないのだが、事故はなかったと言い切るからには労災扱いでなく作業員本人の健康保険扱いで処理するのだろう、

そのことで怪我をした本人が不利益を被らないのだろうか、
怪我による後遺症の問題、休業補償の問題などなど、なんら問題は解決しないで今後に持ち越される、、

次の実験は今週金曜日、実験そのものは粛々と進んでいく。。

写真は、吟行の際に見つけた白い彼岸花、
ちょっと珍しいでしょう、そうでもないのかなあ、、

4 件のコメント:

  1. このような事がある事自体が問題なのだろうけれども、許諾した以上は記事にするべきではないと思うのですが…。

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  2. 許諾、ですか・・、
    許はしても、諾はしていないのですけど・・、
    その気持ちが伝わらなかったら、こちらの文章不足です、、
    不足が故に謝罪はしませんけど、、

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  3. 私の読解力不足でしたね…。

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  4. いえいえ、そんなことはありません、

    事故が起きたことは仕方がない、そこは許す、
    でも、事故を起こした作業員が一方的に泣き寝入りをするようなことは許しませんよ、それは許さない、と
    正確に書けばよかったのですけど・・・、

    より言えば、許すはユルスと、許さないはユルサナイとカタカナ表記の方がぼくの思いは伝わるかも、
    社長も作業員もどちらもぼくの友人であり、善良な納税者でもある市民なのですから、大上段に絶対許しませんとは、ふりかぶらないかなあ、、

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