今回の仕事中、初の実験が始まる、
総数として4体、No.1からNo.4までと仮の名前を付けた第1号の試験なのだ、
装置の組み立てに1週間、センサーの取り付けに2日、やっと実験ができる、
繰り返し試験なので、ただ押すだけでなく押したり引いたりを繰り返しながら、振幅を増やしていき、変位何mm、荷重何kNで破壊するのか確認実証する、
実験開始は朝9時、実験時間はおおよそ10時間、途中で休憩も入れるので終了は深夜になるだろう、
毎度のことなので慣れてもいるし、大事な実験なので時間がかかることは当然のこと、夜遅くなったからといって辛くはない、
むしろどんな結果になるのか楽しみの気持ちの方が大きい、
きけばこの試験に使われる部材も原子炉建屋の補強の一部であるのだとか、
3.11以来、原子力がらみの仕事が減るのではと予想していたけれど、関係者の予想を裏切って、仕事は減ることもなくさほど増えもせずにあの時のまま続いている、
ぼくだけの生活の安定を考えればこのままずっと原子力関係の仕事が続いていって欲しいのだが、どこかで原発とは縁を切らなくてはならないのだろう、
開発のためでなく、廃棄に向けて高濃度に汚染された原発の残滓との付き合いが、人体に害を与えない安全な処理のための研究や実験が続いていけばよいと思っている、
写真は通勤途中で見つけた野の花、名前は例によってわからない、
可愛いよね、
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