2015年8月19日水曜日

秋の蝉

俳句の世界では、蝉は夏の季語となっていて、秋の句会の席題に用いられることはない、
太陰暦を採用していた明治時代以前の季節感と、現代のそれとでは約一ヶ月ほどのズレがある、

おおざっぱにわかりやすくいえば、太陰暦の五月は、太陽暦の六月、

昔の五月雨と、今の梅雨とは、じつは同じ雨のこと、
台風襲来にともなう集中的な雨降りのことなのだ、

ズレているのにもかかわらず、俳句の世界では相も変わらず太陰暦を元にして当季の季語を決めているので、8月はまだまだ暑く夏の盛り、汗が噴き出してくるというのに、もう秋だなあ、の俳句を作らなければならない
というのが現代の俳句なのだ、

※有季定型俳句ばかりでなく、無季無形を認めている会もあるので、一概にはいえないのだが・・・、

現代の月(month)と、俳句の世界での季節区分は、

2月3月4月 春
5月6月7月 夏
8月9月10月 秋
11月12月1月 冬
1月のみ特別に(別格という意味で)   新年 としている

と、なる

2月といえば感覚的には冬まっただ中、それなのに、俳句の世界ではだという、
俳句を始めたばかりの誰もが経験する、なんだか納得できないことの一つである、


ちなみに、「蝉」は夏の季語、
今月8月、蝉を見かけたとしても、そのままを詠んだのでは、叱られる、

今日のタイトルをわざわざ「秋の蝉」と名付けたのには、そのような背景が脳裏にあったから、



訪れる時を静かに秋の蝉  山河


で、油蝉、
バス停の裏にある桜の樹にとまっていた、
鳴き疲れたのか、ただじっととまっているだけ、まもなく訪れるであろうお迎えの時を静かに過ごさせてあげたくて、邪魔をしないように、そおっと写してみた、

写した機材は、iPhone6 
今年7月にアップルのスマホに替えたばかり、いろいろ機能を試している最中なのだ、
iPhone6で撮った写真は、メールで自分のPCに送り、そこでサイズやら明度を変えてアップしている、


2015年8月16日日曜日

病状日記 笑

他人の病状を誰が面白くて読むのか、という話にもなるのだが、他人だけでなく、肉親や、肉親同様の何人の方々が読んでおられるというので、ある程度、状態が定まったら報告しておくことも意味は、小さいけれど、あるだろう、

ぼくの病気の正式名称は、
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、というものらしい

同じ病気で、低悪性度、中悪性度、高悪性度と3種類あるのだが、
低悪性度というのは年単位での病気の進行、中悪性度は月単位、高になると週単位と、大幅に進行の速度が速まる、ようなのだ、

おおよそ一万人に一人の割合で発症する血液の癌で、他の癌、胃癌や肺癌、大腸癌、乳癌、子宮癌などと比べて症例は少ない、

低悪性度で始まった病気が、途中、悪い方に転化し、中ないし高になることもたまにあるのだとか、
それぞれの程度で、使われる薬剤や治療法が違うので、どの病気なのか、癌の性質を見極めることがとても大きな意味をもつ、といわれた、

なので、先月、血液検査、PET検査、生体検査(5泊の入院をともなった)などなど、徹底的な病状の解明を目的とした検査をおこなって、6年前に発症した病気、つまり低悪性度のまま、だということがわかったのだ、

中になっていたら、また高悪性度だったらどうしよう、さすがにぼくも少し悩んだ、

検査の結果、運良く? まあ、不幸中の幸いというのか、悪い方に転化していないと確認されたので、ようやく治療方法が確立し、明日、17日の月曜日から治療が始まることになった、

2010年に承認されたトレアキシンという抗癌剤で点滴治療をおこなう、

余談なのだが、トレアキシンは、東西ドイツの合併時に、西ドイツの医師団が東ドイツの医療資料を調べたときに発見されたもので、「東ドイツ、良いもの持ってるじゃないか」と、言ったとか言わなかったとか・・、
副作用も少なく治癒率91%と高い効果をしめす、

2010年でっせ!今からたった5年前のはなし、、
存在はしていても日本での治療には使われていなかったのだ、
ということは、それ以前に発症した多くの患者は、この薬の恩恵に浴することなく・・・、

この薬は低悪性度の患者だけに効く薬、もし、中や高に転化していたら、と思うと、ほっと胸をなでおろしてみたくなる気持ちもわかってもらえるはず、

施薬を実施し、その後一ヶ月休み、これを予定では4回くりかえす、

8月9月10月11月、年内には治療を終えるはず、
副作用も少ないので、入院でなく通院での治療、点滴に要する時間も1時間~5時間、
まあ、じっとしていればいいので、楽なのだ、

ぼくにとっては、ただじっとベッドで寝ているだけの状態がとても苦痛ではあるのだが、この際、仕方ないだろう、


で、また、余談なのだが(今日は余談が多い)、
一回の治療にかかる費用が100万円なのだとか・・、まじ?!

でも、社会保険適用の3割負担で30万円、高額医療費補助制度を利用して、なんとか8万円を超えるぐらいで収まりそうなのだ、
欠陥があるあるといわれてきた我が国の社会保険制度なのだが、今回は保険制度に助けられたようなのだ、
まだ実際に治療費を支払っていないので、はっきりしたことは言えないのだが、

1回の治療で100万円、4回で400万円、出せない、
たとえ出せても治ってから生活できないし、、

病気が治っても貧しさが原因で死んだりしてね 苦笑、

まあ、明日からの治療、行ってくる!






2015年8月6日木曜日

川柳の力

まずは読んでいただこう


誰だって戦争なんか行きとない      三重県 毎熊 伊佐男

すばらしい意見と思う「行きたくない」   東京都 林 葉子


朝日川柳 西本空人選 2015・8・6 より



自民党代議士 武藤滋賀4区氏のあのツイートに対する明確な回答となっている、


ここで書くことは、できるだけ他とは違ったことを書くようにつとめてきた、
しかし、日々伝えられるニュースの中で沖縄に関係するできごとや動きに、沖縄に浅からぬ縁をもつぼくは、決して無関心ではいられなかった、

普天間基地移設から辺野古埋め立て問題へ、いろいろ取りざたされてきた、それらをニュースで知るたびに胸にざわざわと波が立つような気がした、

それほど沖縄に思いを寄せながら何も書かなかった(書けなかった)理由らしきもの、それは、書くならば正確な事実と確かな状況把握に基づいて書きたいから、というのが一つの大きな理由、
それは膨大なニュースの中から一つ一つ事実を取り上げ積み重ねていくという重く限りない時間を要する仕業となる、その作業に、今のぼくは体力がもたないことがまた別の、かといって無視できない大きな問題、

ならばぼくと同じ観点からものを書いてくれる世の識者の意見を紹介することに(たぶんコピペで済むはずの比較的楽な作業となるはず)、努めたほうが、より良い

そして、そのコピペで済むだけの話を、ここで披露することへのためらい、
それらが複合的に噛み合わさって、結局何も書かなかったわけだ、

70年代の学生運動の末端をかじったぼくは、仰々しいスローガンや、声高く反戦を訴えることに、それが時には必要なことだと熟知していながら、ただそれだけでは力にならないことをわきまえている年齢になった

それら聲高なもろもろは、大河の上を流れていく木の葉のようなもの、本流の力はもっと深いところを静かに流れていくものなのだろう

安保法制の問題をめぐり、専門家である憲法学者だけでなく、国会議員が、主婦が、女子大生が、老人が、医療従事者が、弁護士が、そしてもうすぐに選挙権をもつであろう高校生までもが反対の声を挙げている、

戦後70年の今年といわれている、
70年が節目ではなく、69年も71年もそして75年も、二度と戦争を繰り返してはいけない節目であることに間違いない、

普天間だけでなく沖縄のあらゆる場所から、日本のすべての土地から異民族であるアメリカの軍事基地の撤廃を、

夢でなくぼくはそう思っている、





2015年7月27日月曜日

帰ってきた

4泊5日の検査入院を終えて、帰宅した
やっと口に合うものを食すことができると、なによりそっちをほっとしている

贅沢だといわれることを覚悟しあえていうなら、病院食、ほんとに口になじまない、
薄味でそれでいて甘みが強く、なにより塩気が少ない
高血圧患者や糖尿病患者のことを思えば塩分の制限は理解できるのだが、胃腸になんら問題がない患者には、たとえばぼくのような、食事を支給しないで、出前とか(院内にレストランあり)の方策もありそうなのだが、
それこそ贅沢だと叩かれ、一泊48000円も取られる特別室へどうぞといわれそうなので黙る、

06時起床
08時食事

12時食事

18時食事

午前中に血圧と体温の測定が一度あるのだが、それ以外は、ずう~~~~~~っと、ヒマ・・
今回の入院では、この空いた時間の使い方がかなり深刻な問題だった、

テレビはあまりみないし、ラジオもそれほど聴く方ではないし、本、本の乱読が趣味なのだが、
院内に設置してあるコンビニには、コンビニにあるような本しか置いてない、
当然といえば当然なのだが、それでは、こちらの要求にこたえてはくれない、

みないし聴かないし読まないで24時間を過ごすのは、これは大変だった、
お気に入りの本の長編ものを10冊くらい持っていけばよかったよ、とは本心、

まあ、こんなお気楽なことを書いていられるのも帰宅できた安心感からなのだろう、

しかし、局所麻酔はつらかった・・、





2015年7月18日土曜日

暴力的乳房

暴力的乳房を揺らし水着走る

7月の句会に投句したなかの一句、
主宰からお褒めをいただき、天賞にとっていただいた、
久しぶりの天賞だったので、少し嬉しい、

「この水着の女性は、はち切れそうなふくよかな胸をゆさゆさとゆすり走ってゆく。
傍目はいっこうに気にすることなく、むしろ自慢の肢体を浜辺の人々に見せつけているのでしょう。
それをまるで暴力のようだと表現をした。のびのびした現代女性の一面を炙り出してもいる。
暴力的という作者の目に、意外性があり、活写が効いていて映像も見えてユーモアに富んだ作品となっている」
との、評を頂戴した。

たまたま大きく振ったら、ホームランになったかのよう・・・、

句会にもいろいろあって、新しく入会した人、古くからいるのに最近顔を見せなくなった人、
認知症が始まり参加を家族に止められてしまった人などなど、

嬉しい言葉をきいた、
あなたが居たから私は今まで(俳句を)やってこられたのよ、と言われたこと

上手くもなくこれから上達もしないだろう自分だけれど、
どんなに駄作だと思える俳句も世界でたった一つの句、
自分の感性、自分目線を大切にしよう、人マネはぜったいダメ、
文法とか、句作のルールとかではなくて、句会のしきたりなどではなく、
言ってきたのは、ただこれだけだった・・、

それが良かったのか、どうなのか自分ではわからないのだが、途中で止めないで続けてきた人の背中をいくらかでも押して前へと進めたのだから、きっとよかったのだろう、



来週木曜日から検査入院で4泊5日、いよいよ本格的な抗ガン剤治療が始まる、

生検(生体検査・患部を切り取り、患部の状態と質を見極めるための検査)後の抜糸までの間、少し入院してください、といわれた、
患部を大きく切るので、念のための入院なんだとか、
6年前の入院以来の久しぶりの入院、局所麻酔による切開さえなければ、ベッドで寝ている時間ばかりのような入院なので気が楽なのだが、

パジャマを買わなければ、私物をしまっておくキャスター付き旅行カバンを買わなければ、ほとんどはそろっているのだが、この二つは、持っていなかった、





2015年7月7日火曜日

病状

実生活になんら支障はないものの、また腫瘍が大きくなってきた、

右鼠径部の放射線治療がかなり効果を上げ、まったく無くなってしまったとこの前書いた
今度は左鼠径部が膨らんできている
大きさは鶏卵より少し小さいくらいの大きさ、痛みも痒みもなにもないのだが、気になることは気になる、

大きくなって欲しいところはそうでもなく、ご近所なのに関係ない場所が大きくなるとは・・、苦笑

右の耳の下、首回りのリンパ腺も腫れてきている、
言われなければ気が付かないよ、とは友人の弁、

今日は通院の日、
放射線科の医師と面談、

気になるのなら鼠径部と首まわりを一緒に治療も可能ですから、と嬉しいことば、
ただし大学側が儲からないけどね(笑) だってさ、

明るい先生で助かった、

来週の月曜日は内科の診察日、いよいよ抗ガン剤治療が始まるのだろうか、
新薬ができて、治療が可能になったのだとか、
この前の抗ガン剤治療は今から6年前のこと、新薬治療をすればまた5、6年、4、5年は命を永らえることができるのだろうか、

血液の癌はいうまでもなく全身病、一部を切り取ったりつまんでみたところで根本的な解決にはならない、
抗ガン剤を全身に巡らせ、病巣を叩くしか治療法はない、のだ

まあ、こうして治療を続けながら、画期的な新薬の登場を待っている、

短くてあと4年、長くてあと9年だといわれたこの命、
どうなるのかなあ・・・、

どこかの女性に、もう一人、子どもでも作らせるか・・^^;

そんな冗談を言ったら、いくらあなたの子どもでも育てるのは私はごめんですからと、連れ合いが、、

そりゃそうだわ なあ?!


2015年6月25日木曜日

収穫の時期

ベランダで野菜を育てている、

菜園ともよべない小さなそれらは、ホームセンターの園芸コーナーで買ってきた野菜の苗と鉢、肥料、土などなど、からできあがっている、

一昨年、去年、今年と作り始めて3年、
何度か失敗を繰り返しながら、なんとなくコツのようなものが身についたのか、今年は収穫にありつけた、

ミニトマト、ゴーヤ、胡瓜、大葉、明日葉、ジャガイモ、みな育っている、

完熟したミニトマトの濃厚な味わいに感激し、旺盛なゴーヤの育ち具合に感嘆し可憐な黄色い花を愛でている、

育ててみると皆可愛い、

かけた手間と時間、費用を考えれば、この30分の1の値段でもっと美味しい胡瓜やミニトマトがスーパーで買えることはわかっているのだが、野菜と、自然と共生できる喜びは金銭に代えがたいものがある、

ベランダ側の窓は、全面、ガラスになっていて日当たりもよくカーテンを開ければ表がよくみえる、
朝、カーテンを開けると真っ先に目に飛び込んでくるのは、育っている野菜や花々の数々、
それが目に心地よい、

なんだか穏やかな気持ちになるのだ、

買った土は消毒さえすれば何度も使い回せるし、鉢やプランターもそのまま使える、
苗は数百円のものばかり、大葉150円、ミニトマト180円、胡瓜200円、そんなものなのだ、
おそらく、毎年、春になれば苗を買ってきて植え付ける生活が続いていくのだろう、

小さな、小さな、本当に小さな喜び、
日々の暮らしが、そのような小さな喜びに満たされているのならば、人はそれを幸せとよぶ、のかもしれない、

青い鳥はどこか遠くにいるのではなく、身近な、すぐそばにいるのだなあ、などと、ヨッパライ頭で考えているのだ、


今日は午後からでかけ、明日始まる実験のために泊まりにいく、
車輌で朝でかけると、思わぬ渋滞や事故のために遅刻してしまうおそれがあるとかで、お客からの依頼もあって、前日から乗り込むことになった、

安全靴やら作業服、お泊まりセットなど、荷物は多くなるのだが、ボストンバッグ一つに詰め込み、電車とバス使用で現地、千葉県佐原市まで、

帰りは明日、今日は宿泊だけ、楽な仕事なのだ(笑)

土曜日は将棋の会、日曜日は俳句の会、なんだか忙しい、


夏休み子らは顔伏せスマホ指

昔日の染みは涙か汗手拭

友笑ふしばしの頭痛かき氷

あぢさゐの色それぞれに池之端

なかなか進歩しないのだ 苦笑