2015年8月16日日曜日

病状日記 笑

他人の病状を誰が面白くて読むのか、という話にもなるのだが、他人だけでなく、肉親や、肉親同様の何人の方々が読んでおられるというので、ある程度、状態が定まったら報告しておくことも意味は、小さいけれど、あるだろう、

ぼくの病気の正式名称は、
低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫、というものらしい

同じ病気で、低悪性度、中悪性度、高悪性度と3種類あるのだが、
低悪性度というのは年単位での病気の進行、中悪性度は月単位、高になると週単位と、大幅に進行の速度が速まる、ようなのだ、

おおよそ一万人に一人の割合で発症する血液の癌で、他の癌、胃癌や肺癌、大腸癌、乳癌、子宮癌などと比べて症例は少ない、

低悪性度で始まった病気が、途中、悪い方に転化し、中ないし高になることもたまにあるのだとか、
それぞれの程度で、使われる薬剤や治療法が違うので、どの病気なのか、癌の性質を見極めることがとても大きな意味をもつ、といわれた、

なので、先月、血液検査、PET検査、生体検査(5泊の入院をともなった)などなど、徹底的な病状の解明を目的とした検査をおこなって、6年前に発症した病気、つまり低悪性度のまま、だということがわかったのだ、

中になっていたら、また高悪性度だったらどうしよう、さすがにぼくも少し悩んだ、

検査の結果、運良く? まあ、不幸中の幸いというのか、悪い方に転化していないと確認されたので、ようやく治療方法が確立し、明日、17日の月曜日から治療が始まることになった、

2010年に承認されたトレアキシンという抗癌剤で点滴治療をおこなう、

余談なのだが、トレアキシンは、東西ドイツの合併時に、西ドイツの医師団が東ドイツの医療資料を調べたときに発見されたもので、「東ドイツ、良いもの持ってるじゃないか」と、言ったとか言わなかったとか・・、
副作用も少なく治癒率91%と高い効果をしめす、

2010年でっせ!今からたった5年前のはなし、、
存在はしていても日本での治療には使われていなかったのだ、
ということは、それ以前に発症した多くの患者は、この薬の恩恵に浴することなく・・・、

この薬は低悪性度の患者だけに効く薬、もし、中や高に転化していたら、と思うと、ほっと胸をなでおろしてみたくなる気持ちもわかってもらえるはず、

施薬を実施し、その後一ヶ月休み、これを予定では4回くりかえす、

8月9月10月11月、年内には治療を終えるはず、
副作用も少ないので、入院でなく通院での治療、点滴に要する時間も1時間~5時間、
まあ、じっとしていればいいので、楽なのだ、

ぼくにとっては、ただじっとベッドで寝ているだけの状態がとても苦痛ではあるのだが、この際、仕方ないだろう、


で、また、余談なのだが(今日は余談が多い)、
一回の治療にかかる費用が100万円なのだとか・・、まじ?!

でも、社会保険適用の3割負担で30万円、高額医療費補助制度を利用して、なんとか8万円を超えるぐらいで収まりそうなのだ、
欠陥があるあるといわれてきた我が国の社会保険制度なのだが、今回は保険制度に助けられたようなのだ、
まだ実際に治療費を支払っていないので、はっきりしたことは言えないのだが、

1回の治療で100万円、4回で400万円、出せない、
たとえ出せても治ってから生活できないし、、

病気が治っても貧しさが原因で死んだりしてね 苦笑、

まあ、明日からの治療、行ってくる!






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