自宅から最寄り駅に向かう途中に登りの坂がある、
距離にしておおよそ60m、大した坂ではないのだが、自転車で上るとなると、
押して歩く人の数の方が多い、
若い男性なら立ちこぎをし、身体を左右に揺らしながら必死になって上っていく、
少しお年を召された方々は例外なく自転車を降り、押していく、
その坂を、年の頃30歳前後の母親と、その娘と思わしき小学生の女子と、それぞれ自転車に乗って上っていこうとする光景に出会った、
母親は若いだけに力強い、坂にもめげずぐいぐいと上っていく、
小学生の娘の方は、車輪の直径が小さいこともあり、漕いでも漕いでもなかなか上がっていかない、
ついに坂の途中で倒れそうになり、身体をかばおうとして自転車を降りてしまった、
それを見た母親が子どもを叱咤した、
「しっかりしないさいよ、何やってるのよ」
母ちゃん、そりゃねーべ、母ちゃんの乗ってる自転車は電動式だもの、、
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