出張で知った茨城県にある居酒屋、お酒の種類や料理が口にも舌にも合い、出張に行くたびに寄らせてもらっている、
茨城県潮来といえば、今から数十年前、歌にもなり一大ブームを迎えたのだとか、
潮来、水郷、花嫁、、そんなキーワードで観光客も溢れるばかり、
歌や舞台にもなった地方都市なのだが、今はそのようなことはない・・、
シャッター街というわけでもないのだが、そもそもお店にシャッターを用いていないし、夜7時になれば歩く人もまばら、駅前だけ明るい、
通っている居酒屋は割烹と名乗っている、
十四代という山形の酒があり、十四代の本醸造、純米、酒を仕込む米の種類によっていろいろあるのだが、コクといい旨味といい香り、味、すべてが好きな日本酒の一本、
なんにしますか、初めて店の玄関を開けたときにいわれ、右手にあるガラス張りの酒をしまってある冷蔵庫を見た瞬間、十四代の銘柄が目に入った、
えっっ、十四代がある、、、
酒好きな日本人なら誰でも名前を知っているその銘柄を、今、地元の居酒屋で見ることはない、
手に入らないのだ、、
本格的な地酒に共通の、宿命ともいうべき生産量の少なさ、大きな蔵をもたない地方の造り酒屋にとって仕込みの量は年間三千本がいいところ、
大手という名のニセモノの酒を工場で作っているさまざまなメーカーとの違いがそこにもある、
語りたいことはいろいろあるのだが、大手メーカーがいかに混ぜ物をし、日本酒ではなく日本酒もどきの色つき香り付き味付きアルコホルを売ってきたし、今でも売っているのか、、
話は戦前にまでさかのぼるので長くなる、なので止める、
風呂上がり、足早にホテルを出て徒歩3分の場所にある店の暖簾をくぐる、
その日のお通しで生ビールを流しこみ、いよいよ本格的にはじめる、
金目鯛の煮付けを食い、鰹の刺身を大蒜と生姜両方で食い、十四代を飲む、飲む、飲む、
それだけ飲んで食らって五千円もしない、そんな店、
鹿島が近いせいもあって、以前、ジーコやアルシンド(懐かしいなあ~)も来たのだとか、
サッカー好きなぼくにとって、ジーコが座った席で飲ませてもらえるなんて夢のよう、、
その店で12月に鮟鱇鍋を食うことにした、
以前、新潟の柏崎に行き、日本海の夕陽を見るドライブ旅行にも参加したいつものメンバー、
通っている地元スナックのママとそのお客の女性、そしてぼくの俳句仲間でもあり将棋仲間でもある友人と計4人、
ちょこちょこっと鮟鱇を食ったことはあるのだが、一匹まるまるを食ったことはない、
俗にいう鮟鱇の七つ道具、身はもちろん、肝や胃、皮などなどをそっくり食うのだ、
鍋と、いくつか料理を用意しておきましょうという店主の言葉に、今から胸をときめかせている、
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