というタイトルのパンフレット(ちらし?)が、通っている大学病院の廊下に置いてあった、
核医学なんたらという実験室だか処置室の前の廊下に、、家に持って帰り、ようく見た、
独立行政法人「放射線医学総合研究所」というところが責任編集出版しているもので、治療上仕方なく被ばくしてしまうその量と、自然界における宇宙線やら大地からの被ばくの量とがまとめて記述されていてわかりやすい、
最近の流行りなのかビジュアル的な表現が主で、文書的な記述は少ない、
東京電力の原発事故以来、新聞をにぎわしている単位、mSv と書きミリシーベルト
その上に、Gy グレイという単位があり 1Gyは1000ミリシーベルトに相当する、
つまり 1Gy=1000mSv
胸のX線集団検診一回 0.01mSv~0.1mSv以下の被ばく
胃のX線集団検診一回 1mSv~10mSv以下の被ばく
自然放射線一年間 2.4mSv
宇宙から 0.4mSv
大地から 0.5mSv
食物から 0.3mSv
イラン/ラムサール大地からの自然放射線 100mSv以上の被ばく
そして、癌治療は10Gy つまり 10000mSv 以上の被ばく、
200mSvあたりが、危険かどうかの数値の目安になっていると思うのだが、放射線による癌治療をおこなっている患者は、その50倍もの強力な放射線を照射されている、
白血球の減少や脱毛現象をともなうこの治療行為は、いかにも西洋医学の最大の成果、
癌もぶっ叩くかわりに、正常な本人の細胞も叩いて破壊してしまう、
癌が死ぬのか、本人が死ぬのか、まさに、生か死かのデッドヒートを争う、
ぼくが罹った病気、悪性リンパ腫には、抗癌剤治療、放射線治療、骨髄治療などなどが予定されていた、一番最初の抗癌剤治療が効いたため、他の治療は行われなかったのだが、それが幸いしたと思っている、
8月15日に亡くなった彼女は、肝臓に転移した癌を抗癌剤と放射線と両方で治療を行ったときいている、
もう無理、治療はせんどこ(しないようにしよう)、メールで送られてきた彼女の弱音と、面会時に見かけたやつれた頬、それは癌治療の肉体に与える負の厳しさを物語っていた、
10000mSvもの被ばくを生体に与えて、副作用が無いはずがない、
毎年毎年、日本だけで20数万人以上の人間が癌のために命を落としている、
今日も、苦しい副作用に耐えて強大な放射線を浴びている患者がいる、
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