2012年10月29日月曜日

明日から出張

場所は同じところ、茨城県潮来の近く、明日往き金曜日に帰ってくる、
この時期は忙しい、この時期に忙しくないとご飯が食べられなくなる、

携わるほとんどの仕事が国をはじめ公共団体からの依頼なので、予算の執行がお盆過ぎから3月にかけて本格的になる、
4月5月6月にはあまり仕事はない、

予算を残すと見積の甘さを上司から指摘されたり、使わないのであればそんなに要らないのだねと次年度に減額されたりするので、予算額いっぱいなんとか使い切ってしまおうとする態度が見え見えなのだ、
もっとも、だからこそ、うちみたいな会社でも食っていける、

以前一回だけのことだが、仕事もなにもしないのに、お金だけ頂戴したことがある、
あるゼネコンの技術研究員に、「(予算を)残すと上司から叱責され、研究員としての評価も下がりかねないので、申し訳ないけど貰ってくれる?」と、頼まれたのだ、
喜んでいただいた、、
ただし、繰り返すけれど、一回こっきりのこと、その後はない、、

泊まる宿は素泊まりで4000円、一万円の宿泊代が支給されるので毎日6000円残ることになる、
この6000円で、出張中の朝昼晩の食事をとることになる、
上手に使えばかなり残る、
残ったお金で酒を飲む人もいれば家族にみやげを買う人もいるだろう、
どう使うのかはその人次第、
最近の流行は、仕事が終わる夕方、全員で大型スーパーに買い出しに行くこと、
めいめい好きなものを買い、宿に帰り自室で食べたり飲んだり、、
気が向けば一同そろって外に行き、居酒屋で呑むこともあるのだが、最近は滅多にしなくなったなあ、、

ぼくのことでいえば、登山用のガスバーナーやキャンプ道具をもちこみ、簡単な自炊生活をする、
調味料なども、岩塩、七味、一味、胡椒、醤油などを用意していく、
鮪や烏賊の刺身などの生ものも宿に持ち帰るし、冷や奴に醤油をかけ、うどんには七味、ラーメンには胡椒と、スパイスの力を借りて愉しんでいる、
珈琲もドリップ式の珈琲を買い、朝晩のむ、

優雅とはいえないまでも、いっときの独身生活を楽しく過ごすための知恵なのだ、
不足する野菜は野菜ジュースで補い、食パンにポテトサラダ、ハム、チーズを載せたりして3日か4日の食生活をおえる、

出張に行くと、食事が、食うことが喜びの大きな部分を占めることになる、
好きな本や読みたい本、聴きたい音楽をすべてもっていけるわけではない、
それらとはしばらく遠ざかってしまう、それが難点、、

2012年10月26日金曜日

訃報

島で知り合い、共に島での生活をおくった友人でもあり同志でもあった女性が亡くなったと連絡をもらった、
彼女は兵庫県からの移住、ぼくは東京からの移住だった、
兵庫県時代は看護婦をしていたとか、知り合った当時ぼくは25歳、彼女は21歳だった、
若くて美貌にも恵まれた女性だった、
ぶっきらぼうで、さっぱりとした性格、女の変な色気をふりまかない女性だった、

心臓を悪くし、最近では呼吸も苦しく、家事もできずほとんど寝たきりの状態だったとか、
享年58歳だった、

そんな彼女を、ただ一度、泣かせたことがある、

事情があり島を出ることになった彼女なのだが、離島する数日前に、ぼくの自宅に彼女を招待しささやかな別れの宴をもった、
その時にかけたレコードが、山崎ハコさんの「ヨコハマ」だった、

♪あの日からこの町に居ようと決めたよ~♪
♪この町が好きだから~、離れはしないよ~♪

歌詞が流れた瞬間、彼女が泣き出した、
号泣に近い泣き方だった、
曲が終わりレコードの針が元にもどっても、流した涙そのままにぬぐおうともしない彼女、
彼女の涙を初めてみた、

本当は島に居たい、残ってまだまだやりたいことがある、そんな彼女の心情が痛いほど伝わってきた、

最後の最後に泣かされちゃったね・・、ぽつりと一言、
そうして彼女は島から出ていった、、

結婚し二人の男子を産み、今は小田原に暮らしていた彼女、

島で知り合い行動を共にしたみんな今はどうしているだろう、同窓会をしたいね、数年前そんな企画を持ちその打ち合わせのために新宿南口の居酒屋で数人が集まり酒を飲んだ、
それが彼女と口をきく最後になってしまった、
30年ぶりに会う彼女は若い時の美貌を失うことなく綺麗に歳を取っていた、

58歳でこの世を去るなんて、早いよ、早すぎるよ、、、




智子さん、心からのお別れを申し上げます

2012年10月22日月曜日

一泊旅行

群馬県の水上温泉まで車で出かけた、

ネットで調べ好さそうな旅館をみつけ予約、家人の姉夫婦と計4人での旅行、
70歳67歳65歳62歳と、高齢者ばかりのドライブ旅行、車を運転できるのはぼくだけ、
東京から水上温泉までは150km、片道約2時間と比較的近距離なのだが、単独運転はやはり疲れる、
なにかあっても運転が替わってもらえないというプレッシャーもあるし、、

高速入り口でいきなりの警察による止まれの指示、
きけば後部座席の二人がシートベルトをしていないことが違反なのだとか、
法令が変わったのは知っていたが、なにも今日ここで捕まえることはないじゃないか (怒
見れば、ぼくの車の前に2台、捕まったと思われる車輌が停まっている、
続々と高速の入り口に入ってくる全車両を見張っているようだ、

反則金無しの違反点数1点、せっかくの旅行の足元を掬われた、

旅行そのものは、幸い好天に恵まれ泊まった宿の食事にも大満足、源泉だという温泉もややぬるめとはいえ、気持ち良く入ることができた、
露天風呂だったので少し湯上がりが肌寒いのはこの時期だから仕方ない、

日曜日出発で一泊、平日の月曜日帰宅という旅程は、高齢者ならではの日程、
現役ばりばり勤労者には考えられないことだろう、
数百人を収容できるかと思われる大きな宿は、月曜の朝だというのに圧倒的に高齢者の姿が多い、
エレベーターに乗れば老人の集団、風呂場でも食事の席でも見えるのはじじとばばの姿ばかり、
100人の中に数人の若い女性たちの姿、誇張ではなくそうした光景が目の前に広がっていた、
そういう自分だって、高齢、ひとのことは言えないけどさ、


明日からまた出張、準備、実験、準備、実験、そんな生活が数日、
火水と泊まり木曜の夜に帰宅の予定、

次の日の金曜日には飲み会に誘われている、
ただ飲むためだけに千葉の柏まで、本音は自宅でゆっくりしていたいのだがしばらく会っていない知人も参加するというので、それならばとでかけるつもり、

この飲み会ではぼくが最長老、温和しく静かに飲む若者たちにハッパをかけ、酒池肉林阿鼻叫喚空前絶後高歌放吟を意図し、ひとり騒ぐのだ、
称して「昭和」の飲み会、
ケンカありグチあり、泣き出すもの、寝込むもの、醜態をさらすものなどなど、バカな飲み方ではあったが、それはそれで活気があった、

静かに冷静に今後の仕事の動向と景気の予想を語る飲み会・・、好きでないし、だいいち悪酔いしそう、



2012年10月19日金曜日

帰宅

今帰ってきた、

帰ってきたと入力したら、帰ってきた若大将かと、漢字入力の先読み、
んなことはないだろうと、一人でつっこみ、読点を打って完了、

出張中、一緒に働いた人に年齢を聞いたら、ちょうど、だと、
ちょうどというので、50歳かと思ったら60歳だった、
ぼくよりも年下の彼だけど、二人の年齢を合計すれば100歳を遙かに超えている、

シルバー部隊だ、
シルバーだもの、仕事を早くできるわけもないし、仕事だってたまには間違えるよねと、二人で笑い合った、
彼とは20数年来の知り合い、
飲んだ帰りに泊まっていけというので遠慮なく泊まらせてもらったら、夜中に奥さんとセックスを始めた彼だった、
ぼくが寝ていると思ったのだろう、
奥さんの声だけが深夜にやけに響いたのを覚えている、

その話をしたら、ちょうどその時なら生まれたのは長男だろうなあとは彼の弁、
長男はもうすぐ30歳になるのだとか、よかった、計算は合う(笑)

来週も忙しい、
11月半ばまでは忙しい、
シルバー部隊の活躍はまだまだ続くのだ、、、




歌は「野バラ」 シューベルト氏作曲でなく、ウェルナー氏作曲のほう、
出張先の工場でたまに流される音楽なのだ、
無人自動搬送機が設置されている工場で、その搬送機がレールの上を走行するときに必ず流される、、
走行中、と注意をうながす音楽なのだ、






2012年10月15日月曜日

今から出発

また出張へ、
時刻は05:47 自衛隊風にいえば、マルゴーヨンナナ (知らないけど・・)、

茨城県潮来市の近くの工場まで、
常磐道を下り、現地に向かう途中、蓮池があったりする国道をずっと海に向かって東進する、
ちなみに茨城県は蓮根の産地で生産量は日本一だと、思った・・、

めだつものといえば、休耕地や空き地に育つセイタカアワダチソウ、通称ブタクサの群れ、

外来植物で雑草、生命力の強い繁殖力旺盛な植物で、茨城県の空いている土地ほとんどを占めているかのようだ、
セイタカというのは背が高いということだろう、2mを越えて繁茂している群生もよくみかける、
この土地を借りても野菜が育つまでには限りないブタクサとの闘いが待っているのだろうなあ、と、借りもしない前から夢想している、

さーて、コーヒーが落ちたようだ、次の帰りは木曜日、
行ってくる





2012年10月13日土曜日

帰宅




今聴いている歌、椎名林檎さん、歌がうまいとか下手だとか、そんな域を超えているのはたしか、、
好きなように歌わせてよ、私はいつだって好きなように歌っている、
そんな声がきこえてきそうな、この歌、

長谷川きよしさんの、声質がとても好き、なのだ



今週火曜日からの出張が今日終わり、今帰宅、

明日は10月の句会、明後日の月曜日から木曜日までまた出張、
なにかと忙しい、

来週の土曜日は将棋の会、日曜日は子どもたちに教える将棋の会、
なにかと忙しい、、

考えてみたら、休んでいる時がない、
嬉しいことだ、
まだ使い道があるこの肉体、忙しいということは求められているからだろう、
求められることもなく求めることもなくなれば、時を持て余す、

ぼくが働く業界はお盆過ぎからが忙しい、
これから年末、二月三月までが稼ぎ時なのだ、
忙しいだけでなく、稼がなくては、、、


兼題は「花野」

にわか雨花野飛び出す隠れ鬼

愚考せり塩辛とんぼは塩つぱいか

苦瓜の苦きや人の世の苦さ

蓑虫や糸一本に釈迦の慈悲



思いがけない入金があったので、またカメラを買った、
まだ届かないが、アップルのiPodTouch第五世代も購入した、


カメラはSONY DSC-RX100




有効約2020万画素 1.0型センサーとF1.8レンズを小型ボディに搭載

大口径カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ

広角28mmから中望遠100mmまでをカバーする のだそうだ

NikonD200 オリンパスC5050 と これ、好きなカメラが3台になった、




2012年10月9日火曜日

今月の句会


今更ながら、もう秋、しかも晩秋、今月は秋の最後の月、、、



先月の兼題は「花野」

雨兆し子どもら逃げる花野中

雨降れば花野逃げ去る隠れ鬼
雨降りて(?)花野逃げ行く隠れ鬼

↑文語の活用がいまいちわからない


ちょっと遊んでみた、俳諧の世界は遊びもあるという、、

愚考せり塩辛とんぼは塩っぱいか




今日から出張、帰りは金曜日の夜、来週も出張、
また少し仕事が貰えた、

2012年10月5日金曜日

放射線被ばく早見図

というタイトルのパンフレット(ちらし?)が、通っている大学病院の廊下に置いてあった、
核医学なんたらという実験室だか処置室の前の廊下に、、家に持って帰り、ようく見た、

独立行政法人「放射線医学総合研究所」というところが責任編集出版しているもので、治療上仕方なく被ばくしてしまうその量と、自然界における宇宙線やら大地からの被ばくの量とがまとめて記述されていてわかりやすい、

最近の流行りなのかビジュアル的な表現が主で、文書的な記述は少ない、

東京電力の原発事故以来、新聞をにぎわしている単位、mSv と書きミリシーベルト
その上に、Gy グレイという単位があり 1Gyは1000ミリシーベルトに相当する、

つまり 1Gy=1000mSv


胸のX線集団検診一回 0.01mSv~0.1mSv以下の被ばく

胃のX線集団検診一回 1mSv~10mSv以下の被ばく

自然放射線一年間   2.4mSv 

宇宙から         0.4mSv
大地から         0.5mSv
食物から         0.3mSv

イラン/ラムサール大地からの自然放射線 100mSv以上の被ばく


そして、癌治療は10Gy つまり 10000mSv 以上の被ばく、

200mSvあたりが、危険かどうかの数値の目安になっていると思うのだが、放射線による癌治療をおこなっている患者は、その50倍もの強力な放射線を照射されている、
白血球の減少や脱毛現象をともなうこの治療行為は、いかにも西洋医学の最大の成果、

癌もぶっ叩くかわりに、正常な本人の細胞も叩いて破壊してしまう、
癌が死ぬのか、本人が死ぬのか、まさに、生か死かのデッドヒートを争う、

ぼくが罹った病気、悪性リンパ腫には、抗癌剤治療、放射線治療、骨髄治療などなどが予定されていた、一番最初の抗癌剤治療が効いたため、他の治療は行われなかったのだが、それが幸いしたと思っている、

8月15日に亡くなった彼女は、肝臓に転移した癌を抗癌剤と放射線と両方で治療を行ったときいている、
もう無理、治療はせんどこ(しないようにしよう)、メールで送られてきた彼女の弱音と、面会時に見かけたやつれた頬、それは癌治療の肉体に与える負の厳しさを物語っていた、

10000mSvもの被ばくを生体に与えて、副作用が無いはずがない、
毎年毎年、日本だけで20数万人以上の人間が癌のために命を落としている、
今日も、苦しい副作用に耐えて強大な放射線を浴びている患者がいる、





2012年10月2日火曜日

ガリウムシンチ


核医学検査の一つで、悪性腫瘍の診断や炎症性病変の診断に用いられます。
クエン酸ガリウムを静脈注射し、投与後48~72時間後にガンマカメラ(シンチカメラ)と呼ばれる特別なカメラで撮影し、その分布を画像にします。 クエン酸ガリウムは、腫瘍や炎症に集まる性質があります。 その性質を利用して、腫瘍や炎症が、どの部位にあり、どの程度進行しているかを調べることができます。
X線検査やCT検査などは主に臓器の形の異常をとらえるのに対して、核医学検査は臓器の働き(機能)をとらえることができます。 注射されたガリウムは、投与後24時間以内では腎臓や腸管から排泄され、その後は肝臓が主な排泄経路となります。 48時間から72時間では、肝臓、骨、脾臓で高い集積を示します。

・臨床的意義

腫瘍診断悪性リンパ腫、乳がん、肺がん、悪性黒色腫、甲状腺未分化がん、頭頚部腫瘍などの悪性腫瘍組織に有用です。
炎症診断結核、間質性肺炎、サルコイドーシス、肺炎、関節炎などの炎症性病変に有用です。



なのだとか、

昨日ガリウムの注射をし、明日がその撮影の日、今晩の食後には下剤をのむ、
下剤をのんでもダメな時用に浣腸剤まで出された、毎日きちんと出る方なので必要ないのだが、、

浣腸は生涯にたった一度、まだ小学校に上がる前、したことがあった、
自分本人は気がつかなかったのだが、母親の目から見て排便の数が少ないと異常を感じたのだろう、
朝、いきなりの浣腸だった、
幼い子どもとはいえ、母親の前に尻を出す行為に恥ずかしさを覚えたことを記憶している、

病院から出された浣腸剤は量としては60cc、トイレなどで自分で処置を施すのだとか、
他人や家族の前に尻をさらけ出すことはなさそうだ、