2012年4月23日月曜日

深刻な不況

今に始まったことではないと、承知しながらあえて・・、

ぼくがお世話になっている電力関連の現場において深刻な不況の嵐が吹き荒れている、
4月1日以来まだ一日も仕事がない部署が多数ある、のだ、

親会社の子会社ともいうべき会社にまず仕事が下りなくなった、
親会社に例年おりてきた研究予算の4割が一律カット、その影響で子会社に回す予算がなくなり、なるべく親会社内で仕事をこなせという社長訓示があったのだとか、
(実際には訓示でなく、そういう内容のメールが各部署の責任者に届いたらしいのだが)、

当然、子会社の予算は大幅に削られ打ち切られ、その子会社から仕事を貰ってきた孫会社、ひ孫会社には一切、仕事が、当然お金が回らなくなった、

ぼくの場合は、そこ以外にいくつか現場を持っているので、なんとか急場をしのげそうなのだが、それでも現実的にはかなり厳しい事態が予想される、、

まして、30年以上もそこで専属的に働き、他に営業エリアを持たなかったA社、B社に深刻な影響が出ている、

まずA社、
現在居る正社員に社長より通達が出され、月給制の廃止と同時に日給制の導入が発表されたとか、
日給制も、会社に行けば毎日お金が出るという日給制でなく、実際に稼いだ日数に応じた額が支給される日給制、、

つまり、仕事があれば、その出勤に応じた額が支給される、仕事がなければ一円も出ない日給制なのだ、
早い話が日雇い、


また、それまで時給3千円で働いていた契約社員の時給を一挙に1千円に下げたとか、
一日働いて7千円(昼休みの一時間は差し引くからね)、
それでも無いよりはましと、働き続けるのだとか、50歳の年齢を超えた契約社員にはそこを辞めて他で働く場所も見つけられないと、諦めているのだろうか、、

仕事がないからこそ、働きたくても働けない状況なのに、稼げないのだから給料は出ない、という、、
こんなの、会社でもなんでもない、正社員の権利もヘッタクレもなんにもないじゃないか、

同じような制度?をB社も真似したのか、4月から月給制でなく日当制になったときいている、
仕事は自分で見つけなさい、見つけて稼いだ金額のうち5000円を納めれば、どんな仕事をしても会社は認めるから、とまでいわれたと、そこの若い社員からきいた、

社会保険も厚生年金から国民年金になり、これはもう、不況とかどうとかの話ではなく、
会社崩壊なのだ!
会社崩壊は社会の崩壊につながらないか?!

東京電力福島原発の未曾有の大事故の影響は、ただ高濃度の放射能を海に山に畠に町に村にまき散らしただけでなく、ぼくの周りで危機的な雇用不安を、現実的な就労困難を生み出すところまで達した、

これまで一緒に働いてきた、Sくんや、Mくん、顔を見ないけれど、どうしているのだろう、
まだ24歳と若いMくんならなんとかなるのかもしれないが、娘二人がやっと専門学校を卒業したよ、ずいぶん学費に取られたと苦笑していた47歳のSくん、

どうしている、何を考えている、、






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