talent 《生まれつきの》才能、天分、《特殊な》すぐれた才能、手腕、知能
※リーダーズ英和辞典初版 研究社
昨今目にする我が国の、いわゆるタレントたちや、マスコミによるタレントという言葉の取り上げ方に、前から疑問をもっていた、
歌手でもなくスポーツ選手でもない、まるで取り柄の見えない、また親の七光りを背負っているだけの、才能も天分も何も感じられない多くの日本の<タレント>たち、
それらの存在を、呆れて諦めて苦々しく横目で眺めていた、
タレントの対極にあるべき無知や無恥を堂々と武器にし渡りあるく「おバカ」タレントなるものまで登場するようになって、既にかなり久しい、
他人のことをとやかく云えるほどの才能も特技も持ち合わせていないぼくだけど、タレントというからには、何か才能を感じさせる存在、他にない何かを持っている、そのようなものが求められるはずなのになあ、と常々思ってきた、
他との相違点が、あまりにも常識に欠ける、義務教育レベルのこともよくは理解していない、そのことを小利口な進行係、MCというのか、それがイジル、
そして、笑う、嗤う、会場も一緒になって嗤う、いったい何がそんなに楽しいんだい
テレビで極たまに取り上げられる珠玉のような番組は、多くドキュメンタリーに限られ、ドラマ、歌、バラエティなどなどに見るべきものは皆無といってよい今の現状、、
本当の意味でのタレントたちは、目に触れない何処かの場所に潜伏しているかのようだ、、
そうした潜伏中の、真の意味でのタレントたちに光をあて、才能を開花させ、地下に潜っている才能を発掘する、そのための場所とチャンスを提供する、
そうした番組が実は世界のあちらこちらで放映されている、
アメリカで、イギリスで、中国で、韓国で、ブラジルで、タイで・・、
天使の歌声と称された6歳の少女コニーさんや、スーザンボイル嬢の登場はそうした番組から発見発掘されたものだった、、
今日、紹介したいのは、その中の韓国版番組で発掘された多くのタレント・才能の中の一つ、、
ハングルはわからなくても、英語の注釈が画面を流れるので、発見されたタレントの事情なるものがいくらかは把握できる、
会話が主の簡易な英語なので、画面を見ながらでも理解することが可能なのだ
この動画を見ながら、22歳のこの韓国人青年、チョイ・スン・ボンさんの歌を聴きながら、一度ならず二度までも泣けてきて、なぜなんだろうと、自分でもわからないまま、この文章を綴っている、
”ただぼくは他の人のように<普通>になりたかっただけ
歌はうまくないかもしれないけれど、歌っている時だけ、別の人になっているかのようだった”
以下、下手を承知で和訳を、、もっと上手な訳があったら教えてください、
家族欄が空欄になっているけど、なぜなのかしら?と審査員に問われ、
”3歳のときに孤児院に収容されました”
”5歳のときに、そこで叩かれたことがいやになって逃げ出しました”
”その後、道ばたでガムを売ったり水を売ったりしながら生活してきました
そんな生活を10年間も続けてきました”
だれかと一緒に暮らしたことはあるの?
”いいえ、ぼくはずっと一人です・・・”
じゃあ、5歳の時からずっとひとりで暮らしてきたの?
”はい・・・”
”椅子の上で寝たり公衆トイレの中で寝てきました”
学校へは通ったの?
”いえ、GED試験で小学校と中学校の卒業資格を得ました”
”高校がぼくが初めて通った学校です”
それでは歌を聴かせてください
こういう才能「タレント」にこそ、もっと光を、もっと機会を、もっと広く、もっと多くの人の眼に、、
すごい才能が、本物の才能が世には埋もれているのだなあ・・・、、
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