ここは、今から55年前に行ったことがある公園、
水上バスの発着場があり東京湾を経由してお台場、浅草につながっている、
昔、訪ねたとき、公園に備えてあるベンチの上で、昼間だというのに見知らぬ男女があからさまな営みをしていて、そばを通りかかったぼくの目にもその光景は飛び込んできたのだが、何をしているのか当時のぼくには理解できなかったことを記憶している、
ただ一緒に行った自宅近くに住むおばさんが、子どもの目の前で何をやってるんだいと、かなり怒りを露わにして、営み真っ最中の男女を叱り飛ばした、
葛飾区という下町出身のおばさんは口も気性も荒く、他人といえども目に余る行為に対しては遠慮無く真っ当に怒るのだ、
そんなことと浜離宮という名称が下半身的にぴたりと合い、あまり行きたいとも思わない公園だったのだが、あれから数十年、本当に久しぶりにでかけてみることにした、
園内には外国人の、おそらくツアー客なのだろう、スペイン語を話す集団も20人ほど散策していて、その後尾に付いて回る格好になってしまった、
どうして外国の女性たち、おそらく中南米出身の女性たちだと思うのだが、身にふりかける香水の量があれほど大量なのだろう、
後尾に位置していたと思ったら別の同じような集団にも近寄られてしまい、前と後ろ両方を囲まれた格好になってしまったその両方から鼻を押さえたくなるほどの香水の臭いが塊となって襲ってくる、
体臭を消すためなのか、民族的な習慣なのか、どちらにしても普段そういうものとは縁がないぼくと連れ合いには、日本庭園にそぐわないその臭いに大いに閉口した、、
そこから浅草へ、
行きつけの食器屋で、ご飯茶碗を一碗買い、帰宅、
浅草から上野を出てアメ横を見てみようかという元気もなく、まっすぐ帰ってきた、
タンポポは、ニホンタンポポの一種、おそらくカントウタンポポだろう、
西洋タンポポに押され、今ではあまりみかけなくなっしまった、
浜離宮ではなぜか目にしたタンポポのほとんどがニホンタンポポであり、ある場所では群生を作っていた、
嬉しい光景だった、
ニホンタンポポがんばれ!!
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