今日は病院の日、
14時からという診察の2時間前から出かけ、早めに採血だけすませ病院近くの食堂へ、、
注文したものがくるまでの少しの間、店に置いてあった週刊誌を読んでいた、
その中に、ちょっと気が利いた会話が目に付いたので披露
A「でも聞くところによりますと、絵のある自伝については『とても面白かった』と(奥様が)おっしゃったとか」
Y「言ったけど、全部読んではいないでしょう。全部読んでいたらもうちょっと何か言いそうなもんで(笑)」
Aは、阿川佐和子さん
Yは、安野光雅さん(画家)
たしかに、全部読んでいたらもう少し何か言いそうだなと、、
君は綺麗だとか君は美しいというのは単なる世辞、
君の髪の毛は黒くてとてもしなやかでそこがぼくは好き、君のいつも遠くを見ているような茶色い瞳がぼくにはたまらない、
世辞と褒めることの違いは、内容が具体的であるかどうか、
世辞は一般的抽象的、もし女性を愛で褒めるのなら、具体的にどこが佳いと言うのだと、昔、教わった、
”とても面白かった”では、感想にならないのだなあ
で、かかりつけの医師から今日、
「じつは私は今度の三月で定年になります。あとは後輩にたのんでおきますから安心してください」と。
数えたらこのせんせいとお付き合いが始まって5年という月日が経っている、
無口というのかあまり検査結果を教えてはくれなかった、患者にとってどこかもどかしさが感じられるせんせいだったけれど、5年生存率が47%だとされたぼくの病気が今日まで53%に入ることもなく生きてこられたのは、せんせいのおかげなのかもしれない、
始めてせんせいの年齢を知ったら、ぼくより二つ年下じゃないか ぶぶ
上から目線がいつもの口調なので、4つか5つ年上かと思っていた、
なんだよ、ぼくが二十歳の時にはまだ高校生じゃないか、、
くそー、だまされたぜ(笑)
次の診察は3月15日、そのときには感謝の気持ちをこめて何かを贈ろうと思っている、
品物だと好みがいろいろあるので、洋酒のオールドパーでもと思っている、
せんせいがお酒を飲まない人ならだれか酒好きの友人にあげてもいいしね、、
5年という月日の間、大変お世話になりました、
堀越先生、いつまでもお元気で、、、
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