まず写真を見てほしい、
長年一緒に生きてきた相棒のシャープペンの姿を、
左側の指でつかむ部分の軸の色が剥げ落ちてしまっている 、
金属に塗装された色が人間の使用頻度だけで剥げてしまうのは、何万回使えばそうなるのだろう
考えていたら、 少し、涙腺が・・、
何年使い込んだのか、10年は経っている、もしかしたら15年以上かもしれない、
製図用の芯径0.9mmという芯が少し太めのシャープペンなのだ、
普段使いでなく現場用として、全国あちらこちらをこの相棒と一緒に働いてきた、
芯には三菱UNIの硬さBを愛用常用し、たまにドイツ製の芯に入れ替えて使ってみたりした 、
いつもいつも作業服の左胸のすぐ取り出せるところにこれを仕舞い、野帳に書いたり手帳にメモしたりと、ぼくの仕事を長い間、助けてくれた、
先日、この相棒にも寿命なるものが訪れた、
先がぽっきりと折れてしまったのだ、
長野の雪の中、厳寒の日もあったし、我孫子の真夏の暑い日には汗臭い胸で我慢してくれていた、
現場で花見をしたときには、作業服のいつもの場所にいたっけ・・・、秋には、
感傷的になるから、なにも春夏秋冬でそろえることもないか、、
芯径はお前と同じ0.9mmの新しいシャープペンを購入し、もう今日から使っているけど、
君のことを忘れられなくて、折れた先のまま、今でも机の上に置いてある、
使えないのだから、捨てればいいじゃないか・・・、なあ
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