2017年8月27日日曜日

洗濯してるから

出かける際、連れ合いとの同行が多い、

散歩、買い物、ちょっとした遠出、展覧会、美術館、デパートの物産展、
あちこちに、二人で出かけていく、

男の出かける支度など言うまでもなく大したことはない、
目ヤニと鼻毛に気をつければそれで足りる、そんなことくらい、
4つある時計のうち、どれを腕にはめていこうか、そこに気を遣うくらい、
まあそんなものだ、

他人のことはわからないが、、

女性が外へ出かけるとなると、それだけではすまないようだ、
顔の化粧はもちろん、着ていく服の選別、服に合わせて靴やバッグ、それに帽子の取り合わせ、などなど、

加えて、家事担当の女性ともなれば、出かける前に片付けなければならない様々な用が、
雑用と書いてしまうと、雑な用しかしていないかのように勘ぐられるので、様々な用と書くのだけれど、
食事の後片付け、猫の面倒、洗濯、散らかった新聞の折りたたみ、まあいろいろ、、
なるべく手伝うようにはしているのだが、連れ合いの範疇というものがある、
そこには踏み込まないようにしている、

で、忙しそうに立ち振る舞っている彼女に、出かけることができる時間を尋ねてみる、、

「何時頃、でかけられる?」

応えはこうだ、

「今、洗濯してるから」

ん?時刻を訊いて動作の返事??
出かけることが可能な時間、11時なのか、12時なのか、あと何分で出かけられるのか、
それを訊いているのだが、今現在、行っている動作を言われてもなあ、と一瞬とまどう、

否、連れ合いの言いたいことはわかっている、

「今、洗濯をしている(このあとすすぎもあるし、それを干してそれからだから、あと1時間は出かけられない、今が10時なら、11時頃になると思うわ)」

そういうことなんだろう、、

連れ合い一人で出かけることもまま多い、

「何時頃、帰ってくるの?」

応えはこうだ、「遅くならないうちに」

何時頃というのは、夕方5時なのか6時なのか、7時過ぎるのか、それを訊いている、
それなのに、「遅くならないうちに」というのは、応えとして合っているのかそうでないのか、
彼女の所属する時間帯の、どの部分がまだ早くて、何時になるともう遅いといことになるのか、
ぼくにはわからない、
遅くならないうちにというのが、4時なのか5時なのか、6時?7時?
それがわからない、

二人の会話の、時間のやりとりは、いつもこんな調子、

連れ合い固有の特性なのか、女性一般、みなそうなのか、複雑な議論を展開しようなどとは考えていないのだが、長年連れ添っていても、そのあたりがいまだに、、

連れ合いは、今日、彼女の姉とでかけるそうだ、
「じゃあ、11時に!! 駅の改札で」
姉に電話をしている彼女の声が、寝ているぼくの耳に届いた、

(ふうん、11時ごろ、ではないんだ)

わかっているようで、まだまだわからない、
これだから、人生は面白い。。。


2017年8月13日日曜日

句会

今日は句会の日、
お盆ど真ん中なので、出席者の数が少ないことが予想される、
例年そうなのだ、
数が少ないとわかっているのだから、八月くらいは句会を休めばよいと思うのだが、
主宰が一生懸命なので、そういうわけにもいかないようなのだ、

こういう自分も暑い中、出かけていくのだけどね 苦笑

病葉や外人娼婦立つTOKYO
原点に返れ被爆の国八月
新婚の夜の白みつつ天の川

まあ、そんな句を出そうと思っている、

上手い俳句を作ろうと思ってはいない、
俳句らしい俳句って、月並みに陥りがちでしょ?!

俳句らしくない俳句で、ふっと思い出しては口に出る、そんな句ができればいいかなあ


おれは髪の毛だ
ちくしょう
肥やしにもならねえ  

ロシアの誰かが作った詩


2017年8月5日土曜日

ブランケットキャッツ 終

NHKドラマ、ブランケットキャッツをここで紹介したら
必ず見てますよ、という知人がいた、

何人かに紹介したのだが、見ての感想はどうだっただろう、
実際に会える知人もいれば遠くにいてなかなか会えない知人もいるので、
一堂に会することなど無理な話なのだが、よかれと思って紹介したので
もしつまらなかったら、ちょっと責任を感じてしまうのだ、、、

全7話、一話完結形式なので、前の回を見逃しても問題はないとも書いた、
6話と7話だけは、前編後編になっていて、その形式を踏襲してはいなかったのだが、
さて、全部見終わっての感想を少し述べさせていただくならば・・・、

1話2話3話など、ドラマのはじめの頃の話の方が、軽くて少し笑えて、俳句の俳につながる
肩のこらない眠る前のやわらかなひとときにふさわしい内容だったと思う、

最終話に近づくにつれて、話が深刻になり、そうそう笑ってはいられない中身となっていた、
原作者の意図なのか、制作側の編集なのか、それはわからないのだが、ちょっと意外な展開ではあった、

胃癌に冒されて人生を絶望し、会社の金を持ち逃げして?!自殺を図ろうと企てる中年女性、
父母が離婚したために、離れて暮らすことになってしまった実母に会うために家出する少年と少女、
その3人がなぜか出会い、そこに例のごとく猫もからんで!!、奇妙な、3人と一匹の団体車中旅行が、、

猫さえ居なくなれば猫を探すことで時間がとられ、実母に会わなくてもすむと考えた少年は猫を捨ててしまって、、
なぜなら、実母には既に新しい家庭があり「会ってはいけないんだ」と、わかっているから、、
少女はお母さんに会いたいと泣きじゃくるし、

その猫を、持ち去った自殺願望の女性を必死で探す、譲り主の男と、その幼友達の女性獣医師、、


ねえねえ、
2話連続、前編後編になっているとはいえ、ちょっと詰め込みすぎじゃない?
話の盛り込みに無理があったんじゃないかなあ、、
ラストは、やはりメデタシメデタシで終わるしさ(予想通り)、、

ていうことで、ブランケットキャッツは終わってしまいました、、

次週から、新しいドラマ10(午後10時始まりということから、らしい)が始まるのだとか、
また見てみよっと。。。