菜園ともよべない小さなそれらは、ホームセンターの園芸コーナーで買ってきた野菜の苗と鉢、肥料、土などなど、からできあがっている、
一昨年、去年、今年と作り始めて3年、
何度か失敗を繰り返しながら、なんとなくコツのようなものが身についたのか、今年は収穫にありつけた、
ミニトマト、ゴーヤ、胡瓜、大葉、明日葉、ジャガイモ、みな育っている、
完熟したミニトマトの濃厚な味わいに感激し、旺盛なゴーヤの育ち具合に感嘆し可憐な黄色い花を愛でている、
育ててみると皆可愛い、
かけた手間と時間、費用を考えれば、この30分の1の値段でもっと美味しい胡瓜やミニトマトがスーパーで買えることはわかっているのだが、野菜と、自然と共生できる喜びは金銭に代えがたいものがある、
ベランダ側の窓は、全面、ガラスになっていて日当たりもよくカーテンを開ければ表がよくみえる、
朝、カーテンを開けると真っ先に目に飛び込んでくるのは、育っている野菜や花々の数々、
それが目に心地よい、
なんだか穏やかな気持ちになるのだ、
買った土は消毒さえすれば何度も使い回せるし、鉢やプランターもそのまま使える、
苗は数百円のものばかり、大葉150円、ミニトマト180円、胡瓜200円、そんなものなのだ、
おそらく、毎年、春になれば苗を買ってきて植え付ける生活が続いていくのだろう、
小さな、小さな、本当に小さな喜び、
日々の暮らしが、そのような小さな喜びに満たされているのならば、人はそれを幸せとよぶ、のかもしれない、
青い鳥はどこか遠くにいるのではなく、身近な、すぐそばにいるのだなあ、などと、ヨッパライ頭で考えているのだ、
今日は午後からでかけ、明日始まる実験のために泊まりにいく、
車輌で朝でかけると、思わぬ渋滞や事故のために遅刻してしまうおそれがあるとかで、お客からの依頼もあって、前日から乗り込むことになった、
安全靴やら作業服、お泊まりセットなど、荷物は多くなるのだが、ボストンバッグ一つに詰め込み、電車とバス使用で現地、千葉県佐原市まで、
帰りは明日、今日は宿泊だけ、楽な仕事なのだ(笑)
土曜日は将棋の会、日曜日は俳句の会、なんだか忙しい、
夏休み子らは顔伏せスマホ指
昔日の染みは涙か汗手拭
友笑ふしばしの頭痛かき氷
あぢさゐの色それぞれに池之端
なかなか進歩しないのだ 苦笑